連日続く暑さでスマートフォンの故障が急増している。正しい予防法と対処法を取材した。
東京・秋葉原にあるスマホ修理の専門店「スマホ修理王 イオシス秋葉原店」。
今、急増しているのが、熱によって、スマホのバッテリーが膨張し、動作の遅れなどが生じる「スマホ熱中症」。
2022年は連日の猛暑の影響からか、スマホ熱中症が原因のバッテリー交換が、2021年より1.5倍ほど増えているという。
この日、持ち込まれたスマホの裏側は、膨張によって一部浮き上がっていた。
中を開けてみると…
スマホ修理王 イオシス秋葉原店・倉園結店長「こんな感じでプクプクしてます。“スマホ熱中症”ですね」
バッテリーが膨張しすぎると、発火のおそれもある、危険なスマホ熱中症。
スマホが熱くなった場合は、すぐに使うのをやめ、電源を切ることが重要。
対処のポイントは、扇風機で風を当てるなど、ゆっくり冷やすこと。
一方、スマホに保冷剤を当てたり、冷蔵庫に入れたりして、急速に冷やすことは故障の原因になるため、やらない方がいいという。
また、海水浴やプールに行く機会が増えた、この夏。
スマホ熱中症と同様に急増しているのが水没による故障。
3年ぶりに海水浴に行った男性「砂浜のところでスマホを落としちゃって、海水がついてしまって、充電ができなくて、あれっていう感じで」
男性が持ち込んだスマホを開けてみると、中に水が入ったことによって、基盤やSIMカードの一部が白く変色していた。
水没の原因は水だけではない。汗も原因の1つ。
スマホ修理王 イオシス秋葉原店・倉園店長「汗が入り込む隙間があるので、イヤースピーカーの部分は、穴が開いているので入り込むかなと」
スマホの中に汗が入らないようにするためには、画面についた汗を、こまめにふき取ることが効果的だという。