新型コロナウイルス対策で配布された布マスク「アベノマスク」の発注情報公開を巡る訴訟で国の敗訴が確定したのを受け、厚生労働省と文部科学省は24日までに、契約書などを原告側に開示した。
契約単価は税抜きで1枚当たり62.6~150円で、2.4倍の差があった。
開示されたのは、2020年3~6月に国が随意契約した17社分のマスク調達費など。最高額の150円は、3月に名古屋市のマスクメーカーとの間で結ばれ、約3500枚の比較的小口の契約だった。最低額の62.6円は6月、岡山県倉敷市の作業服メーカーと結ばれ、120万枚が納入された。