警察関係者が大きな荷物を持ち向かったのは、埼玉・熊谷市の職業不詳・安栖達也容疑者(28)の自宅。
10月19日、栃木・上三川町の路上で、千葉県に住む高校1年生の坂巻杏月さん(15)の遺体がレンタカーの後部座席で見つかり、運転していた安栖達也容疑者が現行犯逮捕された事件。
同級生が坂巻さんと最後に会ったのは、10月の初めだった。
坂巻さんの同級生「その時は普通に高校の話をしたり、クラスメートの話をしたりって感じです」
なぜ坂巻さんは事件に巻き込まれたのか。いくつかの謎がある。
15歳の坂巻さんの自宅は千葉・柏市。安栖容疑者の自宅は埼玉・熊谷市と、直線でおよそ70km離れている。
さらに、2人の年齢差は13歳。どこで接点を持ったのだろうか。
23日、捜査関係者への取材で、2人はSNSを通じて知り合った可能性があることが新たにわかった。
レンタカーの車内からは複数のスマートフォンが見つかり、1台は坂巻さんのものだった。
元埼玉県捜査1課の佐々木成三氏は、次のように分析する。
元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏「犯罪者もSNSを使ってターゲットを探している。犯罪者は自分は犯罪者だと言って近寄ってくることはしない。人の見極め方の経験が少ない未成年は、SNSだけで人を信用するというのはかなり危険じゃないかと」
また、安栖容疑者は8年前、未成年者誘拐と強制わいせつの罪で起訴されている。
坂巻さんの遺体があった車内の後部座席に黒のスーツケースがあったことについては…。
元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏「例えばこの殺害が計画的であれば、遺体遺棄を早めにするということを考えると、突発的に起きた事件で遺体をどうするか悩んでいた、そういうことだったのではないかと推測している」
安栖容疑者と坂巻さんの体には、ひっかかれたような傷が残っていることから、警察は、2人がもみ合った可能性があるとみている。
安栖容疑者は調べに対し、死体遺棄容疑について認めているものの、それ以外については黙秘しているという。
警察はスマートフォンなどの解析を進め、くわしい経緯を調べている。