川崎市麻生区栗木の路上で6日、登校中の高校1年生の男子生徒(16)が刺された事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された別の高校に通う1年生の少年(16)=川崎市麻生区=が神奈川県警の調べに対して「包丁を使って後ろから振り下ろした」などと刺傷行為を認める供述を始めたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。
殺意は否認しているという。
動機については「話したくない」と供述しており、県警はトラブルの有無などを調べている。
捜査関係者によると、少年は以前、男子生徒と同じ中学校に通い、顔見知りだった。事件現場付近の防犯カメラの映像や目撃証言などから浮上し、6日午前、県内で1人でいるところを発見された。当初は「知らない」と供述していた。
逮捕容疑は6日午前8時20分ごろ、男子生徒を刃物で刺し、殺害しようとしたとしている。男子生徒は全治2週間程度の軽傷。現場付近からは凶器とみられる包丁が見つかっている。