公明党は9日、同党の熊野正士参院議員(57)=比例代表=による知人女性へのセクハラ行為を党執行部が隠蔽(いんぺい)したとする週刊文春や週刊新潮の報道で名誉を毀損(きそん)されたとして、発行元の文芸春秋と新潮社に損害賠償と謝罪広告などを求めて東京地裁に提訴したと発表した。
公明・熊野正士議員が支援者女性にセクハラか 同党は発表文で「参議選前にセクハラ行為を把握していたとの虚偽の事実を前提に、当該女性に対し口止めしたとの二重の虚偽の事実を指摘し、公党である公明党が国会議員のセクハラ行為を隠蔽したとの見出しを掲げることで、公明党の社会的評価を著しく低下させた」と主張した。
8日発売の両誌は、熊野氏が知人女性に対し、尻を触ったり、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で性的なメッセージを送ったりしたと報道。山口那津男代表、北側一雄副代表がセクハラの事実を隠したまま7月の参院選に臨んだとも報じていた。 週刊文春は毎日新聞の取材に対し「提訴に萎縮することなく報道を続ける」、週刊新潮編集部は「確実な根拠に基づき事実を報じたものだ。訴状を精査した上で対応を検討する」とコメントした。【畠山嵩】
同党は発表文で「参議選前にセクハラ行為を把握していたとの虚偽の事実を前提に、当該女性に対し口止めしたとの二重の虚偽の事実を指摘し、公党である公明党が国会議員のセクハラ行為を隠蔽したとの見出しを掲げることで、公明党の社会的評価を著しく低下させた」と主張した。
8日発売の両誌は、熊野氏が知人女性に対し、尻を触ったり、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で性的なメッセージを送ったりしたと報道。山口那津男代表、北側一雄副代表がセクハラの事実を隠したまま7月の参院選に臨んだとも報じていた。
週刊文春は毎日新聞の取材に対し「提訴に萎縮することなく報道を続ける」、週刊新潮編集部は「確実な根拠に基づき事実を報じたものだ。訴状を精査した上で対応を検討する」とコメントした。【畠山嵩】