元フジテレビアナウンサーの菊間千乃弁護士は13日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。23日に召集される通常国会冒頭での衆院解散を検討していることが明らかになった高市早苗首相が、事前に自民党幹部らに一切相談しない対応を取ったことについて「なかなかだなという感じですね」と口にした。
高市首相が今回、自民党幹部にも根回しをしなかったとされることについて、「そういうことをやらないから高市さんは世の中の人から支持され、今までの人とは違う、というのがあると思う」とも述べた。
番組では、政治ジャーナリスト田崎史郎氏をゲストに、高市首相の思惑や本当に冒頭解散に踏み切るのか、などのテーマについて伝えた。田氏は、高市首相の政治スタイルについて「周囲の意見は聞くが最終的には自分で決める。『根回し』という感覚が不足している」と指摘。「10日朝の読売新聞報道を見た自民党の鈴木俊一幹事長は『何だこりゃ』と。全く知らされておらず、不快感を表明されたし、他の幹部にも知らされていなかったということ」と述べ、「元々、高市さんは根回しをしない政治家。高市さんと政治行動をともにした人は知っているが、その人たちから見るとこういうことはあるよね、ということだが、初めて経験した人たちは何だこりゃとなる」としつつ、「プラスにはならないが秘密は堅持されます」と語った。
高市首相の今回の解散検討報道について問われた菊間氏は「相談をしないから秘密が堅持されるという話があったが、木原(稔官房長官)さんにだけ、相談したとなっている。ではなぜ、読売が報道したのだろう。だれ誰が話したんだろうと疑問がある」と田氏に質問。これに対し、田氏は「読売さんに聴かないと分からないが、かなり自信をもって報道されている。総理や木原官房長官、あるいはそれに近い方に裏を取っていないとあの内容は怖くて書けない」と応じた。
これに対し、菊間氏は「相談という言葉と根回しという言葉では、印象が大だいぶ変わる。『根回しが不足している』とあるが、根回しという言葉はちょっと、昔の古い政治の印象があって、そういうことをやらないから高市さんが世の中の人から支持されている。今までの人とは違う、というのがあると思う」と私見を述べた。「一般企業でも、大事なことを決める時は、先に発表される前に相談してしておきましょう、みたいなことはありますから、それを一切やらないでやっていくとすると、なかなかだなという感じですね」とも述べた。
田氏は、高市首相が師とあおぐ安倍晋三元首相は、解散に踏み切る前にはしかるべき周囲に相談していたと述べた上で、「(高市首相は)永田町的には(手法が)へたなんですけど、世論はそんなことは気にしていないのではないかと思います」と応じていた。