20~21日にかけて宗谷海峡を通過したロシア海軍のフリゲート艦(防衛省統合幕僚監部提供)
防衛省統合幕僚監部は22日、ロシア海軍のフリゲート艦など艦艇計14隻が20日から21日にかけて、北海道とサハリンの間の宗谷海峡を西向きに航行し、オホーツク海から日本海に抜けたと発表した。北方領土や千島列島周辺で訓練をしていた可能性があるとみている。
防衛省によると、20日午後1時ごろには、宗谷岬の東北東約260キロを駆逐艦やフリゲート艦の計4隻、21日午前9時ごろには宗谷岬の東北東約80キロを小型フリゲート艦やミサイル護衛哨戒艇、補給艦、病院船など計10隻がそれぞれ航行し、いずれも宗谷海峡に向かった。海上自衛隊の艦艇やP3C哨戒機が監視に当たった。