フリーアナウンサーの宮根誠司が21日、司会を務めるフジテレビ系「Mr.サンデー」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係の深さがクローズアップされている自民党の萩生田光一政調会長についてコメントした。
番組では旧統一教会問題を取材するジャーナリスト・鈴木エイト氏が2019年、参院選の最中、関連団体である「国際勝共連合」について萩生田氏に直撃した音声データを公開。
そこには萩生田氏とみられる音声で「地元(八王子)では勝共連合そのものはそんなに活動してないんだけど、割と女の人で『平和連合』の会合なんかで留学生のスピーチコンテストとか、そういうのには」という回答が残っていた。
さらに鈴木氏が旧統一教会によるロビー活動について質問すると「いや、最近はそんなに動いてないと思いますよ」「最近はもう壺も売ってないし、そんなに」などと返答していた。
これに宮根は「今取材を見ていて、地方議員の時から応援してもらって、国会議員になってそこでも応援してもらってたら、もう切れないですよ、関係」と露骨にあきれ顔。
続けて「萩生田さんにしても『反省する』だとか、国会議員にしても『一線を画す』というようなことをおっしゃりますけど、一番政治家の方に欠けてるのは、じゃあなんでこの問題が大きくなったときに旧統一教会の『どこが問題なので、一線を画すのか?』『点検をするのか?』っていう、『何が問題』を誰もおっしゃらない」と嘆いた。
その上で「岸田総理はコロナに感染されましたけど、被害者の方の救済と、これから被害者を出さないっていう強いメッセージを、一回総括して出すべきだと思う」と訴えた。