大阪・堺市で起きた妻子殺害事件で指名手配中のブラジル国籍の夫の最新情報。「娘は殺していない」などとするメッセージを友人に送っていたことがわかりました。
ブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)は先月、大阪府堺市の集合住宅で、妻の荒牧愛美さん(29)と長女のリリィちゃん(3)を殺害した疑いで指名手配されています。
犯行後の先月22日、ブラジルに向けて出国したとみられているバルボサ容疑者。JNNは、事件のあとにバルボサ容疑者と連絡を取ったという友人とのSNSでのやり取りを入手しました。その中で、バルボサ容疑者とみられる人物は…
友人「どうしたんだ」バルボサ容疑者とみられる人物「誰もが私が2人とも殺したと言っているが、それは真実ではない」友人「何が起きたんだ?」バルボサ容疑者とみられる人物「私は妻を殺しただけ。妻が娘を殺したんだ。すごく悲しいことだった。だから、妻を殺した。娘をブラジルに連れて行きたかったが、妻が激怒して、(私が)トイレに行っている間に事件が起こった」
バルボサ容疑者は“娘は殺していない”と主張していました。一方、大阪府警は現場の状況などからバルボサ容疑者が2人を殺害したとみて捜査しています。
バルボサ容疑者の弁護士は「本人はブラジル国内にいる」と明らかにしたうえで、JNNの取材に「今回のことを明らかにする準備をしている」とコメントしています。地元警察からの聴取は行われていないものの、出頭の要請があれば応じるということです。
大阪府警はバルボサ容疑者の国際手配も視野に捜査しています。
【情報提供先】黒山警察署・捜査一課 (072)362-1234