先月、北海道・小樽市の小学校でスクールバスの運転手が急ブレーキを繰り返し、児童がけがをした問題で、
市の教育委員会は先週金曜日に説明会を開きました。
保護者からは今回の対応に不信感があるとの声もきかれました。
小樽市教育委員会によると先月26日、潮見台小学校の敷地内でスクールバスの70代男性運転手が、
わざと急ブレーキを繰り返しました。
バスの中にいた児童25人のうち3人が前のシートなどに頭をぶつけ、1人が「軽いけが」をしました。
この時、乗降用のドアは開けたままでした。
警察では、傷害の疑いもあるとみて捜査しています。
市の教育委員会では、この問題を受けて先週金曜日に保護者向けの「説明会」を開催。
およそ1時間にわたり今回の経緯などを伝えました。
しかし出席した保護者からは、今回の対応などに不信感があるとの声がきかれました。
(出席した保護者)「なんかちゃんと把握していないような気がします。運転手さんの反省の言葉というのも、
直接、我々に言われているのかというと言われてないし、表に出せないのもわかるけど、本当に反省しているのかな」
また、保護者からは「バス運転手が児童の頭を叩いていた」との子どもの話もあり、事実なのか説明を求められたということです。
(小樽市教育員会 教育部学校教育支援室 吉田健一主幹)「『叩く』という部分についてご質問があった。
(バス運転手の)本人いわく「撫でるような感じで」頭を触ったような触れたような感じで言っていたが、
(児童)本人からも叩かれたって言っている以上は、叩かれたと私達は考える」
市の教育委員会では、男性運転手についてスクールバスの担当から外し、懲戒処分の審査が行われる予定だということです。