日本年金機構本部=東京都杉並区
日本年金機構は9日、事務処理ミスによる年金の未払いが2021年度集計で228件の計約1億8597万円だったと発表した。20年度と比べ70%近く金額が減少。担当者は「間違いを減らす取り組みの効果が出ている」と述べた。
事務処理ミスの合計は1347件。このうち、未払いなどで年金支給額や保険料徴収額に影響が出たのは計644件、総額は約3億5730万円だった。未払いのほかには、過払いが180件(約8936万円)、保険料の過徴収145件(約6144万円)など。
集計は、21年度に年金受給者への未払い分の支払いといった対応が完了した件数や金額を示している。