同志社大は9日、他人の論文などを盗用したとして、大学院司法研究科の60代の男性教授を出勤停止1カ月の懲戒処分にしたと発表した。8月14日付。教授は同15日に依願退職した。
福井大の査読偽装 米ワイリーも論文撤回「自ら不正認める」 同大によると、教授が2008~18年に発表した法学分野の論文・著書の計4点で、他人の論文やインターネット上の学生の文章を引き写すなどの不正行為があった。教授は盗用を認め、「ネットに載っている学生執筆の文章に著作権はなく、自由に利用してよいと誤解していた」などと弁明したという。 大学の研究不正受付窓口へ21年に告発があり、調査していた。同大は教授の氏名や論文内容の詳細を明らかにしていない。【千葉紀和】
同大によると、教授が2008~18年に発表した法学分野の論文・著書の計4点で、他人の論文やインターネット上の学生の文章を引き写すなどの不正行為があった。教授は盗用を認め、「ネットに載っている学生執筆の文章に著作権はなく、自由に利用してよいと誤解していた」などと弁明したという。
大学の研究不正受付窓口へ21年に告発があり、調査していた。同大は教授の氏名や論文内容の詳細を明らかにしていない。【千葉紀和】