高橋治之容疑者
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、出版分野の大会スポンサーとして当初KADOKAWAと別の出版社の計2社がともに候補となり、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=側に総額で1億円が流れるスキームがあったことが10日、関係者への取材で分かった。仲介手数料とみられる。
KADOKAWAは7千万円、別会社は3千万円だったが、別会社は最終的に候補から降りた。KADOKAWA分はスポンサーになった後、高橋容疑者の広告大手電通時代の後輩深見和政容疑者(73)=同容疑で逮捕=の会社「コモンズ2」にコンサルタント名目で振り込まれた。