先月行われた夏の甲子園、母校を応援していた現職の熊本県議会議員が禁煙の観客席でたばこを吸っていたことが分かりました。
夏の甲子園準々決勝。九州学院と聖光学院の対戦。熱戦を繰り広げている球児たちを目の前に、応援席で喫煙している男性がいました。熊本県議会の自民党・井手順雄議員(63)です。
九州学院高校出身の井手県議。先月18日、アルプススタンドで観戦していました。
1回表終了時にチアダンス部の生徒が学校関係者に「副流煙で気分が悪い」と訴えました。井手県議が加熱式たばこを吸っていたからです。
映像には野球部員やチアダンス部員が近くに映っています。
学校関係者:「気分が悪くなっている生徒もいて許せない」「一生懸命プレーや応援をしている高校生にとって迷惑な話」
喫煙所を除き、全面禁煙の甲子園球場でなぜ喫煙したのか。取材に対し井手県議は。
井手県議:「初回に5点取られ、ダメだなと思い、気が付いたら無意識のうちに1本吸っていた」
確かに九州学院は1回の裏に5点を取られています。しかし、学校関係者らの証言によると、女子生徒の気分が悪くなったのは1回表。話に食い違いが…。それだけではありません。
学校関係者らは「吸わないで下さい」と井手県議に注意したといいます。すると井手県議は。
井手県議:「注意されて禁煙グッズに変えた」
しかし、学校関係者は…。
学校関係者:「注意をしたのに吸っていた」
ここでも学校関係者と井手県議の証言に食い違いが。
1999年初当選、現在6期目で県議会議長を務めていたこともある井手県議。
「熊本を愛することそれが私の使命です」とホームページでアピールしています。
この件でSNSでは批判が殺到しています。
SNS:「熊本よりたばこを愛する男」
取材に対し、井手県議は。