2歳だった次女(3)の両足首をつかんで振り回し、テーブルにぶつけて重傷を負わせたとして、大阪府警枚方署は12日、傷害の疑いで、大阪府枚方市村野東町の自営業、平井凜太郎容疑者(24)を再逮捕した。
容疑を認め、「食事をせずに泣くのでこらしめようと振り回したが、ぶつける気はなかった」と供述している。
再逮捕容疑は昨年12月下旬、自宅マンションで次女の両足首をつかんで逆さづりにした上、左右に振り回してテーブルに衝突させ、全治1カ月の重傷を負わせたとしている。
同署によると、平井容疑者は長女、次女、内縁の妻の4人暮らし。今年8月、平井容疑者が次女に向けてエアガンを撃ったと内縁の妻から府警に通報があり、同署が次女への傷害容疑で逮捕していた。捜査の中で昨年12月ごろ、次女が顔を腫らした状態で保育園に通っていたことが判明し、今回の容疑を裏付けた。同署は日常的に虐待を繰り返していたとみて調べている。
枚方市や府中央子ども家庭センター(児童相談所)によると、昨年12月、次女が顔を腫らしていると保育園が市に連絡。平井容疑者は「玄関の扉で打った」と話した。ただ、泣き声などの通報も寄せられ、市や児相は虐待の恐れもあるとして今年7月までに計4回、家庭訪問するなど見守りを続けていたという。