岸田首相に爆発物が投げつけられた事件で、逮捕された男が、選挙制度の問題を訴える弁護士に弁護を依頼しようとしていたことがわかった。
木村隆二容疑者(24)は4月15日、和歌山市で岸田首相の演説直前に爆発物を投げ込んだ現行犯で逮捕された。
元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児弁護士がFNNの取材に応じ、事件当日、和歌山県警から留守番電話に「木村容疑者が弁護を依頼している」と連絡があったという。
宇都宮弁護士「木村容疑者とはもちろん話してないし、面識もなかったわけですね。もしかしたら違憲訴訟の弁護団長をやっていたから、わたしの名前が出たのかなと」
木村容疑者は、選挙制度が不当だとして国を訴えていて、警察は事件の動機などを調べている。