山口県周南市野村1の民家の池から、かみつかれるとけがをする可能性があるカメが逃げたとみられるトラブルで、県警周南署は20日、同日朝にカメが池の中で見つかったと発表した。飼い主の60代女性から「池にいる」と連絡があり、署員が駆けつけて確認した。台風14号の大雨で増水した池から逃走したとみられていたが、署は「逃げた後に戻ったのか、ずっと池にいたのか……。恐らく、池の水が大雨で濁り、カメを見つけられなかったのでは」としている。
池の様子を見ると…“逃走”の経緯は 19日午後に女性から「池のカメがいなくなった」と通報があった。カメは種類は不明だが、ワニガメかカミツキガメの可能性があり、署員と周南市職員数人が日没までカメを探したが見つからなかった。住民らに注意を呼びかけていたが、20日午前7時ごろ、女性が池の中で元気に泳ぐカメを見つけたという。 カメは体長30~40センチで、女性の夫が約20年前に入手。夫は既に亡くなったが、生前、女性に「危険なカメだ」と伝えていた。女性は夫の死後も自宅の池(縦約1・5メートル、横約1メートル、深さ約1メートル)で飼育を続けていた。 署は今後、カメの種類を特定したうえで、女性が適切な許可を取って飼育していたかどうか調べていくことになるが、「夫が入手したカメを、種類も知らずにそのまま育てていたとしたら悪質性は低いかも」としている。【山本泰久】
19日午後に女性から「池のカメがいなくなった」と通報があった。カメは種類は不明だが、ワニガメかカミツキガメの可能性があり、署員と周南市職員数人が日没までカメを探したが見つからなかった。住民らに注意を呼びかけていたが、20日午前7時ごろ、女性が池の中で元気に泳ぐカメを見つけたという。
カメは体長30~40センチで、女性の夫が約20年前に入手。夫は既に亡くなったが、生前、女性に「危険なカメだ」と伝えていた。女性は夫の死後も自宅の池(縦約1・5メートル、横約1メートル、深さ約1メートル)で飼育を続けていた。
署は今後、カメの種類を特定したうえで、女性が適切な許可を取って飼育していたかどうか調べていくことになるが、「夫が入手したカメを、種類も知らずにそのまま育てていたとしたら悪質性は低いかも」としている。【山本泰久】