アフリカ北東部スーダンで続く軍事衝突を受け、日本人の退避に向けて自衛隊機が先ほど、航空自衛隊の愛知県・小牧基地からジブチに向けて出発しました。
浜田防衛大臣はきのう、スーダンにいる日本人の退避に向けて、航空自衛隊の輸送機をジブチまで移動させ待機することを命じました。
この命令を受け、きょう午後3時前、航空自衛隊の小牧基地から、「輸送機Cー130」1機がジブチに向けて出発しました。防衛省はきのう、航空自衛隊と陸上自衛隊によるおよそ370人の「在スーダン共和国邦人等輸送統合任務部隊」を編成し、すでに5人の連絡調整要員を派遣しています。
また、ジブチを拠点に海賊対処行動に当たっている自衛隊の部隊についても、必要に応じて任務に対応できるような態勢をとっているということです。
スーダンには現在、大使館員などおよそ60人の日本人がいて、今後、現地の状況を踏まえたうえで、自衛隊法に基づき輸送を行う見通しです。