明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏が25日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。東京五輪をめぐる汚職事件で東京地検特捜部に任意で事情聴取された父・竹田恒和JOC前会長について言及した。
番組では今回の汚職事件をテーマに、「ゲストの元東京地検特捜部・若狭勝弁護士に聞きたいこと」をレギュラー陣に尋ねた。
恒泰氏はモニターに映し出す形で「パパは逮捕されちゃうの?」と切実な疑問を投稿。「一応見立てをお聞きしたいな~」と自嘲気味に語った。
若狭氏は「ほぼ逮捕はない」という見解だった。
そこで司会者から「取り調べの様子はどう話してたか?」と聞かれた恒泰氏は「あまり詳しくは聞いてないですけども、構造として高橋さん(組織委元理事・高橋治之容疑者)にお金を積んで便宜を図ってもらうという輪の中に父がいたのかどうかというところだと思うんですよ」と一般論を述べた。
また高橋容疑者と恒和前会長は親密だったか問われると「そりゃあ仲いいですよ。私も高橋さん存じ上げてますよ。つい先々月かな? お会いしましたけどね。逮捕される前に」と明かした。
さらに「父の兄と仲が良かったということで、どこかの新聞が高橋さんが私の父のことを『ツネ!』って呼んで傲慢な事を言ったというが、それは誤報ですね。ツネと呼ぶことはまずない。カズですよ。だってみんなうち『恒』がつくんだから。ツネって言わないですよ。そもそも高橋さんと同級生だったのは父の兄ですから」と笑いを誘いつつ証言した。