24日午前7時50分ごろ、JR学研都市線京田辺発西明石行き下り区間快速電車(7両編成)が放出駅(大阪市鶴見区)を出発した直後に非常ブレーキをかけ、乗客5人が負傷した。
高齢女性1人は足の骨を折る重傷。JR西日本は「非常ブレーキの取り扱いなどに問題はなかった」としている。
同社によると、ドアから乗客のカバンのひもがはみ出ていることにホーム上の駅係員が気付き、停止合図を受けた車掌が非常ブレーキをかけた。電車は出発から約10秒後、25メートルほど進んだところで停止。安全を確認した上で再び同駅を出発した。
その後、電車を降りた乗客の男女5人が「足が痛い」などと申告。京橋駅で降りた高齢女性は足を骨折しており救急搬送された。
同社によると、通勤時間帯で車内は非常に混雑していたという。同社は「大変申し訳ない」とするコメントを発表した。