高知県土佐市で起きた移住者が始めたカフェを巡る騒動で土佐市長が見解を表明した。
地域おこし協力隊として土佐市に来て始めたカフェと、そのカフェが入る建物の指定管理者となっているNPO法人の間でトラブルが発生。カフェ側がSNSで告発ツイートをするとネットを中心に炎上する事態となっていた。 板原啓文市長は18日に市公式サイトで文書を発表。「多くの関係者の方々にご迷惑ご心労をお掛けしたことに対しまして、大変申し訳なく思っております」と騒動になっていることを謝罪した。 続けて、告発ツイート後にメールや電話で苦情が殺到していると指摘。「公共施設への爆破予告メール、子どもの誘拐予告、私自身への殺害予告もあり、小中学生の下校時間を切り上げるなど、現在でも市民の日常生活にも多大な影響が出ています」と騒動に便乗する迷惑行為が起きていると明かした。
苦情電話には「穏やかでない発言」もあったといい、「今回のような脅迫行為や、平穏な日常生活を脅かすような発信行動に強く憤りを抱いています」と迷惑行為に抗議した。
騒動となっているカフェとNPO法人との件については、「SNS上で事実と異なる部分も多数あります。例えば『セクハラ・パワハラを市職員が容認した』など容認できない部分もございますが、それらすべてに反応するつもりはございません」と告発ツイートの一部記述を否定。
現在、カフェとNPO法人の双方が弁護士を立てて協議しており、「市としましても顧問弁護士と協議中でございます」と事態の早期収拾を目指しているとした。