女性に睡眠薬を飲ませて性的暴行を加えようとした罪などに問われている経済産業省のキャリア官僚の男が、初公判で起訴内容を認めました。
経産省のキャリア官僚、佐藤大被告(33)は去年、都内の飲食店で20代の女性に睡眠薬入りの飲み物を飲ませ、ホテルに連れ込んで性的暴行を加えようとした準強制性交未遂などの罪に問われています。
きょうの初公判で、佐藤被告は「公訴事実について認めます」と述べました。その後、検察側が証拠などを読み上げ、被害者に使われた睡眠薬と同じ成分の薬を、佐藤被告が過去に外務省の在外公館で働いていた際に処方されていたことを明らかにしました。
佐藤被告は同様の手口で女性に性的暴行を加えたなどとして、これまでにあわせて5回逮捕されています。
一方、経済産業省は、佐藤被告が起訴内容を認めたことをうけ、きょう付で懲戒免職することを明らかにしました。