15日午前10時10分ごろ、石川県の能登空港に着陸した海上保安庁の測量機「あおばずく」が滑走路を走行中、同じ滑走路から民間ヘリが離陸するトラブルがあった。国土交通省は事故につながりかねない重大インシデントと認定、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を指名した。
国交省によると、離着陸する航空機に必要な情報を提供する担当者が、民間ヘリに対し「滑走路はクリア(ほかの利用機なし)」と誤った無線連絡をしていた。能登空港には管制官がおらず、大阪空港内の「対空センター」にいる運航情報官がカメラの映像などで空港の状況を確認、情報提供をしている。