憲法9条を巡り、野党間で溝が生まれている。
共産党の志位和夫委員長(68)は23日、自身のツイッターに「維新の会が『憲法9条改憲の突撃隊』となっていることは明らかであり、もしも立憲代表が憲法をめぐって維新と協力の余地ありと考えているとしたら、とんでもない考え違いというほかない。野党ならば『与党の補完勢力』『改憲の突撃隊』と正面から対決すべきです」と投稿。立憲にくぎを刺した。
これに、立憲の泉健太代表は「協力の余地? 憲法を『議論する』と言ったまでで、協力の余地ありなどとは一言も言っていませんが…。ずいぶん見当違いな認識と批判です」と反論。
続けて「日々住民のために頑張る方々や各議員には素晴らしい方もおられるのですし、敵味方をすぐに色分けし、異論は許さないという考え方こそ改められては」と志位氏のスタンスに異論を唱えた。
立憲と日本維新の会は臨時国会で、政策面で合意できる分野に関し、共闘を行っている。憲法9条改正については両党で温度差があるが、泉氏は21日の講演で「必要なら審査会で議論すればいい」と発言していた。