新年にあたって公開された天皇皇后両陛下と愛子さまが歓談される映像からは、仲睦まじいご一家の様子が伝わってきた。昨年末、女性皇族である愛子さまの将来に関する議論に、ついに終止符が打たれたようだ。ただ1人の天皇家の長子である愛子さまに期待される役割はとてつもなく大きい──。
【写真】白の上下、スカートスタイルの愛子さま。横には陛下。他、たこ焼きを持つ佳子さま、トレンチコートの雅子さまも「ティアラを戴かれた愛子さまはいつにも増して凜々しく、成年皇族の品格と風格をまとっていらっしゃいました。上皇ご夫妻へのご挨拶のために仙洞御所にお車で向かわれる道中、愛子さまは、後部座席の窓を全開にされました。お召しのローブ・デコルテはノースリーブでしたが、寒さをものともされず、国民の歓声に応えられました」(皇室記者)

天皇家の長女・愛子さまは、成年皇族として3回目の新年を迎えられた。元日の11時、皇居・宮殿「松の間」で「新年祝賀の儀」にご出席。新年行事では、初めてティアラを着用された。「成人される際、女性皇族はティアラを新調するのが常でしたが、愛子さまはコロナ禍に苦しむ国民に配慮されてティアラの制作を見送られました。1月1日には、成年の行事で着用されていたものと同じ、叔母にあたる黒田清子さんから借用されたティアラを身につけられていました」(前出・皇室記者) 午後には、仙洞御所へ出向かれた。「新年祝賀の儀のときと同じ、ローブ・デコルテにティアラというお召し物でした。愛子さまはゆっくりと会釈をされ、微笑まれていました。昨年よりも余裕があられたように感じます。ティアラが外光を反射して輝いていたのが印象的でした」(集まった人) 愛子さまがおひとりで上皇ご夫妻に新年の祝賀に行かれるのは初めてだという。「上皇ご夫妻は今年、両陛下を招待されていないそうで、愛子さまの“祝賀デビュー”となりました。特に緊張されているご様子はなく、表情も穏やかで自信に満ちているように見えました」(前出・皇室記者) 祝賀後は皇居・御所へ戻られ、両陛下とご一緒に、侍従長をはじめとした側近らから挨拶を受けられた。「能登半島地震の発生から約8時間後に、新年一般参賀の中止が発表されました。発生時、愛子さまは両陛下のおそばにおられたでしょうから、ご決断までの過程をご覧になり、非常事態時のなさりようを肌で感じられたかもしれません」(宮内庁関係者) 現在、愛子さまは、学習院大学文学部日本語日本文学科の4年生だ。昨年12月20日に提出された卒業論文のテーマは「中世の和歌」で、A4数十ページにまとめられた。「愛子さまは折に触れて『源氏物語』などに興味があると明かされてきましたから、納得のテーマ選択です。足繁く図書室や博物館に通われ、下調べから執筆まで熱心に取り組まれたそうですよ。その様子をご覧になってきた両陛下は“一生懸命書いていました”と側近に語られたそうです。冬休み終了後、提出した論文についての口述試験を受けられるそうで、それをつつがなく終了されれば、晴れてご卒業です」(前出・皇室記者) 大学ご卒業に向けた最大のハードルを越えられた愛子さま。時を同じくして、皇族としての愛子さまの「将来」が定まったという。女性皇族が皇室に残る画期的な案 女性皇族である愛子さまは、現行の皇室典範に則ると、結婚されれば皇室を離れることになる。ところが、いざ愛子さまが皇室を離れるとなると、現在の皇室が抱える複数の問題が顕在化することになる。 ひとつめは、公務の担い手が失われるということだ。愛子さまと同世代の皇族は、愛子さまと同じく結婚と同時に皇室を離れることになる佳子さまと、悠仁さましかおらず、将来的に、悠仁さまおひとりに負担が集中する。もうひとつは、皇位継承者の不在だ。現在の皇室において皇位継承資格を有しているのは、秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さましかいない。「愛子さまは天皇の血筋を父親から受け継がれた『男系』の女子です。母親から受け継ぐ『女系』の天皇実現には根強い反対がありますが、実は、『男系女子』である女性天皇の実現に賛成する声は多く、国民の8割が賛成という世論調査もあります。もちろん、念頭にあるのは愛子さまの存在でしょう。『愛子天皇』実現の可能性については、たびたび議論がなされています」(皇室ジャーナリスト) つまり、公務のための「皇族数の確保」および「安定的な皇位継承」は、愛子さまのご結婚前に結論を急ぐべき、皇室の喫緊の課題なのだ。2004年、当時の小泉政権時から問題視はされてきたものの、長年、具体的な進展はなかった。徐々に風向きが変わったのは、昨年、岸田首相が議論の必要性を訴え始めてからだ。「下がり続ける支持率に焦りを感じたのか、11月、岸田首相は自民党内に『安定的な皇位継承の確保に関する懇談会』を新たに設置し、初会合を開きました。三笠宮信子さまの兄で、自民党内随一の調整力を持つ麻生太郎氏を会長に据えたことからも本気度がうかがえます。 12月には、女性天皇実現や、女性皇族が結婚後に新しい宮家を創設して皇室に残る『女性宮家』案に反対の議員を多く擁した安倍派が、政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で崩壊寸前。はからずも、かつてないほど女性皇族に関する議論が進めやすい状況になり、昨年末、結論の方向性が決まったといいます」(全国紙政治部記者)「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」が、「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することとすること」、「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とすること」という2案を併記し見解とする方向で、調整に入ったことが報じられたのだ。「両案併記が現実的な落とし所という判断なのでしょう。それでも、内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することが認められることは、大変画期的です。この案を基に、皇室典範が改正されれば、愛子さまは『生涯皇族』のお立場ということになります」(前出・皇室ジャーナリスト) 皇室典範の改正は政治と切っても切り離せない関係にあるが、愛子さまご本人の意向をまったく無視して進めることは難しいだろう。「懇談会には、愛子さまが人生の節目を迎えられる前に結論を出すべきだという危機感があったのでしょう。そして、愛子さまが皇族として一生を全うされることに一片の迷いもないというコンセンサスが取れているからこそ、これまででは考えられないスピード感で、方向性が定まったのではないでしょうか」(前出・全国紙政治部記者) 振り返れば、2022年、愛子さまは成年に際する会見で「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」という言葉を両陛下に送りたいと語られていた。「愛子さまはご自身のお立場を肯定的に受け止められています。議論が進まず、将来が不透明ななかでも、皇室に残る心の準備をされていたでしょう。その背景には、雅子さまを支えたいという思いがあるはずです。成年されてからは、雅子さまに対して“私はこう思う”“そうではなくてね”とご自身の意見を伝えられることもあるそうですよ。 大学生の現在は学業優先とされていますが、ご卒業後、大学院に進学されれば、公務やお出ましの機会は増えるのではないでしょうか。天皇家の長子である愛子さまには、両陛下とともにご活躍されてほしいですね」(前出・皇室ジャーナリスト) ついに山が動いた。※女性セブン2024年1月18・25日号
「ティアラを戴かれた愛子さまはいつにも増して凜々しく、成年皇族の品格と風格をまとっていらっしゃいました。上皇ご夫妻へのご挨拶のために仙洞御所にお車で向かわれる道中、愛子さまは、後部座席の窓を全開にされました。お召しのローブ・デコルテはノースリーブでしたが、寒さをものともされず、国民の歓声に応えられました」(皇室記者)
天皇家の長女・愛子さまは、成年皇族として3回目の新年を迎えられた。元日の11時、皇居・宮殿「松の間」で「新年祝賀の儀」にご出席。新年行事では、初めてティアラを着用された。
「成人される際、女性皇族はティアラを新調するのが常でしたが、愛子さまはコロナ禍に苦しむ国民に配慮されてティアラの制作を見送られました。1月1日には、成年の行事で着用されていたものと同じ、叔母にあたる黒田清子さんから借用されたティアラを身につけられていました」(前出・皇室記者)
午後には、仙洞御所へ出向かれた。
「新年祝賀の儀のときと同じ、ローブ・デコルテにティアラというお召し物でした。愛子さまはゆっくりと会釈をされ、微笑まれていました。昨年よりも余裕があられたように感じます。ティアラが外光を反射して輝いていたのが印象的でした」(集まった人)
愛子さまがおひとりで上皇ご夫妻に新年の祝賀に行かれるのは初めてだという。
「上皇ご夫妻は今年、両陛下を招待されていないそうで、愛子さまの“祝賀デビュー”となりました。特に緊張されているご様子はなく、表情も穏やかで自信に満ちているように見えました」(前出・皇室記者)
祝賀後は皇居・御所へ戻られ、両陛下とご一緒に、侍従長をはじめとした側近らから挨拶を受けられた。
「能登半島地震の発生から約8時間後に、新年一般参賀の中止が発表されました。発生時、愛子さまは両陛下のおそばにおられたでしょうから、ご決断までの過程をご覧になり、非常事態時のなさりようを肌で感じられたかもしれません」(宮内庁関係者)
現在、愛子さまは、学習院大学文学部日本語日本文学科の4年生だ。昨年12月20日に提出された卒業論文のテーマは「中世の和歌」で、A4数十ページにまとめられた。
「愛子さまは折に触れて『源氏物語』などに興味があると明かされてきましたから、納得のテーマ選択です。足繁く図書室や博物館に通われ、下調べから執筆まで熱心に取り組まれたそうですよ。その様子をご覧になってきた両陛下は“一生懸命書いていました”と側近に語られたそうです。冬休み終了後、提出した論文についての口述試験を受けられるそうで、それをつつがなく終了されれば、晴れてご卒業です」(前出・皇室記者)
大学ご卒業に向けた最大のハードルを越えられた愛子さま。時を同じくして、皇族としての愛子さまの「将来」が定まったという。
女性皇族である愛子さまは、現行の皇室典範に則ると、結婚されれば皇室を離れることになる。ところが、いざ愛子さまが皇室を離れるとなると、現在の皇室が抱える複数の問題が顕在化することになる。
ひとつめは、公務の担い手が失われるということだ。愛子さまと同世代の皇族は、愛子さまと同じく結婚と同時に皇室を離れることになる佳子さまと、悠仁さましかおらず、将来的に、悠仁さまおひとりに負担が集中する。もうひとつは、皇位継承者の不在だ。現在の皇室において皇位継承資格を有しているのは、秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さましかいない。
「愛子さまは天皇の血筋を父親から受け継がれた『男系』の女子です。母親から受け継ぐ『女系』の天皇実現には根強い反対がありますが、実は、『男系女子』である女性天皇の実現に賛成する声は多く、国民の8割が賛成という世論調査もあります。もちろん、念頭にあるのは愛子さまの存在でしょう。『愛子天皇』実現の可能性については、たびたび議論がなされています」(皇室ジャーナリスト)
つまり、公務のための「皇族数の確保」および「安定的な皇位継承」は、愛子さまのご結婚前に結論を急ぐべき、皇室の喫緊の課題なのだ。2004年、当時の小泉政権時から問題視はされてきたものの、長年、具体的な進展はなかった。徐々に風向きが変わったのは、昨年、岸田首相が議論の必要性を訴え始めてからだ。
「下がり続ける支持率に焦りを感じたのか、11月、岸田首相は自民党内に『安定的な皇位継承の確保に関する懇談会』を新たに設置し、初会合を開きました。三笠宮信子さまの兄で、自民党内随一の調整力を持つ麻生太郎氏を会長に据えたことからも本気度がうかがえます。
12月には、女性天皇実現や、女性皇族が結婚後に新しい宮家を創設して皇室に残る『女性宮家』案に反対の議員を多く擁した安倍派が、政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で崩壊寸前。はからずも、かつてないほど女性皇族に関する議論が進めやすい状況になり、昨年末、結論の方向性が決まったといいます」(全国紙政治部記者)
「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」が、「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することとすること」、「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とすること」という2案を併記し見解とする方向で、調整に入ったことが報じられたのだ。
「両案併記が現実的な落とし所という判断なのでしょう。それでも、内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することが認められることは、大変画期的です。この案を基に、皇室典範が改正されれば、愛子さまは『生涯皇族』のお立場ということになります」(前出・皇室ジャーナリスト)
皇室典範の改正は政治と切っても切り離せない関係にあるが、愛子さまご本人の意向をまったく無視して進めることは難しいだろう。
「懇談会には、愛子さまが人生の節目を迎えられる前に結論を出すべきだという危機感があったのでしょう。そして、愛子さまが皇族として一生を全うされることに一片の迷いもないというコンセンサスが取れているからこそ、これまででは考えられないスピード感で、方向性が定まったのではないでしょうか」(前出・全国紙政治部記者)
振り返れば、2022年、愛子さまは成年に際する会見で「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」という言葉を両陛下に送りたいと語られていた。
「愛子さまはご自身のお立場を肯定的に受け止められています。議論が進まず、将来が不透明ななかでも、皇室に残る心の準備をされていたでしょう。その背景には、雅子さまを支えたいという思いがあるはずです。成年されてからは、雅子さまに対して“私はこう思う”“そうではなくてね”とご自身の意見を伝えられることもあるそうですよ。
大学生の現在は学業優先とされていますが、ご卒業後、大学院に進学されれば、公務やお出ましの機会は増えるのではないでしょうか。天皇家の長子である愛子さまには、両陛下とともにご活躍されてほしいですね」(前出・皇室ジャーナリスト)
ついに山が動いた。
※女性セブン2024年1月18・25日号