今月、東京・上野公園で開催された「牡蠣フェス」で、牡蠣を食べた34人が、体調不良を訴えていることがわかりました。牡蠣の加熱不足が原因で食中毒が起きたとみられ、実際に牡蠣を食べた男性は取材に対し「熱さを感じなかった」と話しました。
【写真を見る】食べた客「熱さ感じなかった」上野の“牡蠣フェス”で食中毒か 温度や臭いに注意【news23】
冬の味覚の代名詞と言われる牡蠣。12日夜、東京・中央区のオイスターバー「月島オイスター倶楽部」では…
客「おいしいです。海外に住んでいますが、日本にいるときはいっぱい食べます。あさってまた海外に戻るので食べ納め。(Q.日本に帰ってくるたびに牡蠣を?)そうですね、特に冬は」
この牡蠣をめぐってある問題が…
1月6日から3日間にわたって上野公園で開催された「牡蠣フェス」。イベントでは様々な牡蠣料理が提供されましたが、ここで牡蠣を食べた人たちが、相次いで体調不良を訴えていることがわかりました。
SNSの投稿「牡蠣フェスに行ったのですが、早朝から体調不良で病院を受診したところノロウイルスでした!」
SNS上には「牡蠣グラタンとバター醤油焼きしか食ってないのにノロウイルスに感染」、「吐き気と下痢でダウンしてたんだけど、牡蠣フェスが原因だったぽい」といった、同様の訴えが相次ぎました。
牡蠣フェスの実行委員会によりますと、これまで(1月13日放送時点)にイベントを訪れた34人が体調不良を訴えているということです。
実行委員会はお詫びのコメントを発表。原因は「調査中」としつつ、「『牡蠣のバター醤油』のブースで加熱不足による食中毒が発生したと思われる」などと説明しています。
実際に「牡蠣のバター醤油」を食べ、2日後にノロウイルスと診断された男性は…
ノロウイルスの診断を受けた男性「食べた際に熱さを感じなかった。いずれの屋台も長蛇の列ができており、加熱を含めた衛生管理に細心の注意が払われていたかは疑問です」
感染症の専門家は…
KARADA内科クリニック五反田院佐藤昭裕院長「牡蠣そのものにノロウイルスがあって皆さんがそれを食べてうつったのか、調理をする方の手とかまな板とかにウイルスがくっついてしまって、そこで調理を繰り返し行ったことで広がったか、の2パターンがあると思う。一般的にノロウイルスは85℃から90℃以上ぐらいを、60秒から90秒程度加熱すれば死滅すると言われている」
「月島オイスター倶楽部」では、安心・安全に牡蠣を提供するために行っていることがあります。
月島オイスター倶楽部中野哲店長「牡蠣の中心にちゃんと火が入っているかどうかを温度計で確認している」
牡蠣ひとつの焼き時間はおよそ8分ですが、個体の大きさによっては焼き時間が変わります。見た目では判断が難しいため、“温度測定”は欠かせないと言います。さらに温度以外にも判断できることが…
月島オイスター倶楽部中野哲店長「牡蠣も生き物なので、死んじゃっている牡蠣は明らかに磯の香りとは違うちょっと鼻につくような臭い、火を入れたらその臭いってよりつんと強くなるので、そういったところに気をつけていただければ外で食べるときのリスクは減らせるかなと思います」