排泄に失敗したお年寄りをナイスフォローした介護士のエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。
【写真】『いつも迷惑かけてゴメンね』という96歳のおばあちゃんの言葉に鮮やかな切り返し 「パンツにウンチを漏らした車イスのお婆ちゃん(96歳)が、小さな声で『また、やっちゃった..いつも迷惑かけてゴメンね…』と僕に言った『大丈夫です。実は、僕も昨日ウンチ漏らしちゃって…内緒でお願いしますね』って言ったら『私は昨日は大丈夫だったよ。勝ったね!』って元気ハツラツになってくれた」

と件のエピソードを紹介したのは現在、フリーランスラボ合同会社代表のてれたすさん(@teretasu)。 このエピソードはてれたすさんが約20年前に介護士として勤務していた時のもの。高齢女性にとって気重な排泄の失敗を、とっさの機転で笑い話に変えたその心遣いに、SNSユーザー達からは 「素晴らしい。おばあちゃんに負けてられませんねこう言うのを「嘘も方便」て言うんだろうな。」「私は老健で入浴介助専門の仕事をしています。シャワーチェアに移乗の際に尿漏れしてしまい、恥ずかしそうに謝ってこられる利用者様がいます。そういう時は私もこっそり『大丈夫!私なんてクシャミする度尿漏れしちゃう!』と言っています(笑)すごく共感しました♪♪」「素敵ですね! 映画『こんな夜更けにバナナかよ』のなかで、車いすに乗った大泉洋さんの事態に介助ボランティア役の高畑充希ちゃんが確か『わたしもうんこ漏らしながら試験受けてた!』って応じる場面があって、そんなフォロー私はできるかなあって思ってましたが、やっぱり素敵です!」 など数々の共感と称賛の声が寄せられている。 てれたすさんにお話を聞いた。 ーーお年寄りが排泄の失敗を苦にしてしまう例は多いのでしょうか? てれたす:迷惑をかけてしまった、恥ずかしいと思い、苦にされる方が多いです。どちらかと言うと女性のほうが多い印象ですが、やはり男性もいらっしゃいます。中には隠したり、自分で処理しようと思って余計に大変なことになってしまうケースもあります。 ーーこのお婆ちゃんから「また、やっちゃった」と聞いた際のご感想をお聞かせください てれたす:申し訳なさそうにしていらっしゃったのですが、僕たちはそういうお世話をさせていただくのがお仕事です。いかに遠慮なく過ごしていただくかを常に考えていたので、とっさにああいうことを思い付いたのだと思います。 ーーてれたすさんの「昨日ウンチ漏らしちゃって」は本当だったのでしょうか? てれたす:本当に昨日もらしていたわけじゃないんです(笑)。ただ、お酒を飲んだ時とか、お腹がゆるくなってはずみで出てしまうことってあるじゃないですか。そういう経験があったのでまったくの嘘ではないんです(笑)。 ーーこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。 てれたす:ずいぶん過去のことですが、お褒めいただく声が多くて嬉しかったです。介護の仕事って、身体的なケアはもちろん心のケアもとても大切だと思うんです。今回の投稿が、そういう認識が広まる助けになっていたら有難いですね。 日本は少子高齢化がもっとも進んだ国の一つです。その中で培われたノウハウを世界に広め、介護に携わる人々の負担を減らすことで、結果的に被介護者が受けられるサービスの質も向上すると信じています。私は今、介護者も被介護者も、すべての人が自分らしくいきてゆける社会づくりに貢献したいという思いで微力ながら事業を展開しています。SNS上でもいろんな発信をしていますので、応援いただけると有難いです。 ◇ ◇ てれたすさんは介護士として培った経験から、現在はITによって福祉介護、医療業界をサポートする「フリーランスラボ」、「CareCall」という二つの事業に携わり、SNS上でも介護、福祉に関するさまざまな情報を発信している。介護はすべての人が当事者になり得る人生の一大事。ぜひ多くの人にてれたすさんの発信をチェックして、今後の備えにしていただきたいと思う。 (よろず~ニュース特約・中将タカノリ)
「パンツにウンチを漏らした車イスのお婆ちゃん(96歳)が、小さな声で『また、やっちゃった..いつも迷惑かけてゴメンね…』と僕に言った『大丈夫です。実は、僕も昨日ウンチ漏らしちゃって…内緒でお願いしますね』って言ったら『私は昨日は大丈夫だったよ。勝ったね!』って元気ハツラツになってくれた」
と件のエピソードを紹介したのは現在、フリーランスラボ合同会社代表のてれたすさん(@teretasu)。
このエピソードはてれたすさんが約20年前に介護士として勤務していた時のもの。高齢女性にとって気重な排泄の失敗を、とっさの機転で笑い話に変えたその心遣いに、SNSユーザー達からは
「素晴らしい。おばあちゃんに負けてられませんねこう言うのを「嘘も方便」て言うんだろうな。」「私は老健で入浴介助専門の仕事をしています。シャワーチェアに移乗の際に尿漏れしてしまい、恥ずかしそうに謝ってこられる利用者様がいます。そういう時は私もこっそり『大丈夫!私なんてクシャミする度尿漏れしちゃう!』と言っています(笑)すごく共感しました♪♪」「素敵ですね! 映画『こんな夜更けにバナナかよ』のなかで、車いすに乗った大泉洋さんの事態に介助ボランティア役の高畑充希ちゃんが確か『わたしもうんこ漏らしながら試験受けてた!』って応じる場面があって、そんなフォロー私はできるかなあって思ってましたが、やっぱり素敵です!」
など数々の共感と称賛の声が寄せられている。
てれたすさんにお話を聞いた。
ーーお年寄りが排泄の失敗を苦にしてしまう例は多いのでしょうか?
てれたす:迷惑をかけてしまった、恥ずかしいと思い、苦にされる方が多いです。どちらかと言うと女性のほうが多い印象ですが、やはり男性もいらっしゃいます。中には隠したり、自分で処理しようと思って余計に大変なことになってしまうケースもあります。
ーーこのお婆ちゃんから「また、やっちゃった」と聞いた際のご感想をお聞かせください
てれたす:申し訳なさそうにしていらっしゃったのですが、僕たちはそういうお世話をさせていただくのがお仕事です。いかに遠慮なく過ごしていただくかを常に考えていたので、とっさにああいうことを思い付いたのだと思います。
ーーてれたすさんの「昨日ウンチ漏らしちゃって」は本当だったのでしょうか?
てれたす:本当に昨日もらしていたわけじゃないんです(笑)。ただ、お酒を飲んだ時とか、お腹がゆるくなってはずみで出てしまうことってあるじゃないですか。そういう経験があったのでまったくの嘘ではないんです(笑)。
ーーこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。
てれたす:ずいぶん過去のことですが、お褒めいただく声が多くて嬉しかったです。介護の仕事って、身体的なケアはもちろん心のケアもとても大切だと思うんです。今回の投稿が、そういう認識が広まる助けになっていたら有難いですね。
日本は少子高齢化がもっとも進んだ国の一つです。その中で培われたノウハウを世界に広め、介護に携わる人々の負担を減らすことで、結果的に被介護者が受けられるサービスの質も向上すると信じています。私は今、介護者も被介護者も、すべての人が自分らしくいきてゆける社会づくりに貢献したいという思いで微力ながら事業を展開しています。SNS上でもいろんな発信をしていますので、応援いただけると有難いです。
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てれたすさんは介護士として培った経験から、現在はITによって福祉介護、医療業界をサポートする「フリーランスラボ」、「CareCall」という二つの事業に携わり、SNS上でも介護、福祉に関するさまざまな情報を発信している。介護はすべての人が当事者になり得る人生の一大事。ぜひ多くの人にてれたすさんの発信をチェックして、今後の備えにしていただきたいと思う。
(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)