「ゴジラVSビオランテ」「ヒポクラテスたち」などを手がけた映画監督の大森一樹さんが12日、急性骨髄性白血病のため、兵庫県西宮市内の病院で死去した。
70歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は妻、聖子さん。お別れの会を後日開く予定。
大阪市出身。京都府立医大在学中から映画制作を始め、1978年公開の「オレンジロード急行」で劇場用映画デビューした。81年、兵庫県芦屋市立精道中学校の3年先輩である村上春樹さんの小説「風の歌を聴け」を映画化。89年からゴジラシリーズの脚本や監督を務めるなど多数のヒット作を生み出した。97年には「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した。大阪芸術大教授。97~2007年、本紙「人生案内」回答者を担当した。