「ブレイキングダウン」に出場歴もある韓国出身の格闘家らが逮捕されました。 関税法違反などの疑いで逮捕・起訴されたのは、韓国籍の格闘家、キム・ジェフン被告(35)です。 捜査関係者によりますと、キム被告は、共犯者の日本人7人に韓国から関西空港へ渡航させ、金メダルを装って純金7個、計約3.5キロ、当時の時価で約4700万円相当を密輸しようとした疑いがもたれています。 7人は金メダルを首からぶら下げて、服の中にしのばせるなどしていたということですが、大阪税関の職員が検査で発見し、発覚しました。
キム被告は、格闘技イベント「ブレイキングダウン」の出場経験もあり、警察は密輸グループの実態解明を進めています。■供述は「金に困っていたので」 キム・ジェフン被告は、運び役のリクルーター役とみられています。 先月18日に関税法違反などの疑いで逮捕され、きのう起訴されたということで、逮捕時の調べに対し、「韓国にいる共犯者から話を持ち掛けられ、金に困っていたので報酬目当てにやりました」と容疑を認めているということです。 金メダルを装った理由については「見つかったときに、大会で獲得したメダルという言い訳ができると(説明された)。」と話しているということです。 警察は、密輸して日本で金を転売することで、消費税分など利ザヤと稼ごうとした犯罪とみて、詳しい背景を調べています