日本維新・吉村洋文代表が16日、TBS「news23」に生出演した。自民・高市早苗総裁と連立政権に向けた政策協議を行うことで同意し、吉村維新が高市自民に提示・要求した政策12項目について説明を行った。
維新が軸に掲げる「社会保険料の引き下げ」や「副首都構想」を中心にした12項目。番組では藤森祥平キャスターが、自民と公明の決裂原因となった「企業団体献金の廃止」が「項目12 政治改革」の中の1つになっていることを「こういう形だと優先順位がぐっと下がっちゃったという見え方です」と指摘。小川彩佳キャスターが「大項目になっていない」と追及した。
吉村代表は「政治改革の中のひとつです。企業団体献金の禁止は、我々はやっているし、自民党としてどこまでできるのかを詰めていきたい」と語った。
そのうえで吉村代表は「僕は一番の政治改革は『議員定数の削減』だと思います。議員の席をなくす」と、大阪の維新改革の原点としている項目を訴えた。
これに小川キャスターが「同じ政治改革のくくりになってますけど、企業団体献金の禁止と、議員定数の削減は、全くその背景だったり目的だったり、課題も異なってきますよね」と語り「直近の選挙で示された民意というのは政治とカネに向いているというか、そこの透明性を高めてほしいという思いが非常に高くあると思うんですよ」と主張した。
吉村代表が「透明性は高めていくべきだと思います。政治とカネをただすのは当たり前」と述べた。
小川キャスターが「優先順位は?」と聞くと、吉村代表は「優先順位は高いです」としたうえで「僕は議員定数の削減、これがキモだと思ってます」と語った。