ノーベル生理学・医学賞に輝いた大阪大特任教授の坂口志文(しもん)さん(74)が行った2度の記者会見に「同席」したぬいぐるみが、にわかに注目を集めている。
ネット上では「あのワニはなに?」「誇らしげでかわいい」などの投稿が相次いでいる。
阪大のマスコットキャラクター「ワニ博士」。1964年、豊中キャンパス(大阪府豊中市)の建設工事で45万年前の地層から化石が発見された「マチカネワニ」がモデル。阪大で取得できる全ての博士号を持っているという設定で、化石発見50周年にあたる2014年から公式キャラとなった。
現職教員初のノーベル賞を期待し、毎年、記者会見場を用意してきた阪大は今年も、「いたらほっこりする」とワニ博士を机上に置いた。受賞が決まった6日夜の会見で喜びを語る坂口さんの横に映り込んだ姿がネットに流れ、話題が沸騰した。
SNS分析ツール「ソーシャルインサイト」で調べると、ワニ博士に言及したX(旧ツイッター)の投稿数(リポスト含む)は一日に1件あるかないかだったが、6日は110件、妻の教子(のりこ)さんとそろって会見した7日は4800件、8日は5000件に跳ね上がった。
一般の人も入れる学内の売店ではキーホルダーなどのグッズ販売も好調に。阪大は8日のXで、受賞メダルを手にしたワニ博士のイラストを投稿した。梅原わかの広報係長は「予想以上の反響で驚いている。多くの人に愛してもらえれば、ありがたい」と話している。