知人女性との不適切な関係の発覚を免れようと事件の捜査書類を破棄したとして元警察官の男が公用文書毀棄の罪で18日起訴されました。

公用文書毀棄の罪で起訴されたのは大分南警察署刑事課の元警察官、石橋誠紀被告(28)です。起訴状などによりますと石橋被告は去年10月、事件の捜査書類5点をシュレッダーにかけて裁断した罪に問われています。

県警によりますと石橋被告は捜査の過程で知人女性(20代)との不適切な関係が発覚することをおそれ、捜査を中断させるために犯行に及んだということです。起訴される前、取り調べに対し石橋被告は容疑を認めていました。

元警察官が現職中の犯行で起訴されたことについて、県警の萩尾伸司首席監察官は「重く受け止め職員に対して職務倫理に関する指導・教養を徹底してまいります」とコメントしています。