偽のブランドの商品をフリマアプリなどを通じ販売するなどし商標権を侵害した疑いで松山市内で販売業を営む中国人の女と夫が28日に逮捕されました。夫婦はこれまでに2000万円以上を売り上げたと見られ、警察が全容の解明を進めています。 商標法違反の疑いで逮捕されたのは、松山市松末に住む中国人で販売業の柿迫暁光容疑者(43)と、夫で会社員の康之容疑者(52)です。 警察の調べによりますと2人は、アパレル事業会社のTSIホールディングスが商標権の登録を受ける有名ブランドに似たマークをポシェットなどに付け、福岡県と千葉県の女性に対し去年4月、あわせて3個の偽商品を約2万7000円で売り商標権を侵害した疑いがもたれています。 また自宅などで去年9月、別のアパレル事業会社のストライプインターナショナルが商標権の登録を受ける「Maison de Fleur」に似たマークをトートバックなどに付け、約1350個を販売する目的で自宅に所持していた疑いももたれています。 警察は知的財産を保護する団体から去年5月、「偽ブランドを販売している疑いがある」と通報を受け捜査。自宅などを去年9月に家宅捜索し偽ブランドの商品を押収しました。容疑の認否は明らかにされていません。 2人はフリマアプリに出品するなどの手口で、これまでに2000万円以上を売り上げたと見られ、警察は偽ブランド品の入手ルートなど全容の解明を進めます。