《ネギトロの真実》名前の由来は“野菜のねぎ”と“まぐろのトロ”ではない! 意外な由来は工事関係

日常の気になる疑問を解決!「ネギトロ」の語源は「ネギ」とマグロの「トロ」ではない?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
【写真】おつまみにもぴったり! 「オクラのネギトロなめろう」
Q.「ネギトロ」の語源は「ネギ」とマグロの「トロ」ではない?
A.諸説ありますが、建築工事や造園工事で使われる言葉「根切り」をあしらってできたとされています。(クラシル広報担当 福丸 玲さん)
握り寿司や海鮮丼の定番であるネギトロだが、「実は、ネギは葱(ねぎ)のことではなく、トロもマグロのことではないんです」と話すのは、レシピプラットフォームである「クラシル」の広報担当、福丸玲さん。
スーパーやお寿司屋さんで売られているネギトロの寿司や巻き寿司には、ネギがのっていることが多いため、誤解している人が多いという。
「ネギトロの語源は、諸説ありますが、そのひとつが、地面を掘る工事や、樹木の根の先端を切る作業を表す“根切り”という言葉からきています。建築工事や造園工事でよく使われる言葉ですね」(福丸さん、以下同)
工事関係の言葉が関係しているとは驚きだが、なぜネギトロの由来になったのか。
「ネギトロは、マグロの皮の裏にある脂身や、中骨の間の身をそぎ落とした“中落ち”を使用しています。この身をそぎ落とす動作を、根切りに例えて、“ネギ取る”と呼んでいたのがネギトロの由来とされているんです」
そんな、ネギトロの歴史のほかに、今回はアレンジ料理「オクラのネギトロなめろう」を紹介。
「みその風味がきいた、なめろう風のネギトロです。オクラのねばねばや、ミョウガの香りがアクセントに。簡単でおつまみにもぴったりです」
オクラのネギトロなめろう
材料/2人前・オクラ……6本・塩(板ずり用)……小さじ1/2・お湯……500ml・ネギトロ……80g・長ネギ……10cm・ミョウガ……1個A〔みそ……大さじ1/2、めんつゆ(2倍濃縮)……小さじ1〕
【作り方】(1)オクラのヘタとガクを取り除いたら、塩をふり板ずりする。(2)鍋にお湯を入れ沸騰したら1を入れる。中火で2分ほどゆでたら、ザルに上げ流水にさらして水けをきる。(3)長ネギ、ミョウガを粗みじん切りにする。(4)2を粗みじん切りにしたら、ネギトロ、3、Aをのせ、包丁でたたく。(5)全体に味がなじんだら、器に盛りつけ完成。