マラソン大会で60代男性が心肺停止→異変に気づいた男性2人が心臓マッサージとAEDで救う 福岡

ことし5月に福岡市で行われたマラソン大会で、心肺停止のランナーの命が救われました。適切な救命処置で男性の命を救った2人に18日、消防から感謝状が贈られました。感謝状を贈られたのは、福岡医健・スポーツ専門学校の教員で、アメリカンフットボールチーム福岡SUNSのトレーナーを務めている玉城拡(ひろむ)さん(33)と、イベント運営スタッフの野村修平さん(31)の2人です。

ことし5月、福岡市中央区のみずほPayPayドームで行われたマラソン大会で、走り終えた60代の男性が突然意識を失い、心肺停止の状態になりました。異変に気づいた玉城さんはすぐに心臓マッサージを行い、野村さんがAEDを持って駆けつけました。男性は病院に搬送され、命に別条はありませんでした。■福岡医健・スポーツ専門学校 福岡SUNSトレーナー・玉城拡さん(33)「トレーナーは最悪な状態を想定していくものなので、一瞬、緊張は走りましたが、落ち着いて対応できたと思います。」中央消防署の木原秀樹署長は「2人のおかげで尊い命を救うことができた」とたたえていました。