安倍晋三元首相の国葬についての失言を謝罪したテレビ朝日の玉川徹氏が20日、取材記者として「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)に出演した。
玉川氏は事実誤認発言で10月5日から10日間、出勤停止する謹慎処分を受けていたが、19日の番組で改めて謝罪し「これまで私はスタジオで様々なニュースに対しコメントを続けてきましたが、これからは、現場に足を運び取材をし、事実確認をして報告するその基本にもう一度立ち返るべきだと考えました。そして、その結果は、この羽鳥慎一モーニングショーでお伝えする、そういうふうな考えに私は今回、いたりました」と明かしていた。
この日、同番組は旧統一教会への「解散命令請求」の基準について、岸田文雄首相が18日「刑事事件に限る」と答弁したが、19日に一転「民法の不法行為も含まれる」と法解釈で180度転換したことを報道。スタジオで司会の羽鳥慎一アナウンサーは「この解釈の変更で解散命令請求の行方は今後、どうなっていくんでしょうか。旧統一教会の問題に取り組む弁護士を玉川さんが取材しました」と伝え、玉川氏が19日午後6時過ぎに都内で旧統一教会への解散命令請求を求めてきた阿部克臣弁護士を取材するVTRを放送した。
さらに玉川氏はスタジオに生出演。パネルを使い宗教法人法第81条の「解散命令」などについて解説していた。