神谷林実被告(38)に懲役4年の実刑判決 準強姦などの罪 元伊那小教諭神谷林実容疑者

の元教諭で、すでに懲戒免職処分となっています。神谷被告の罪名は準強姦で、寝ていて抵抗できない女性に対し強姦した罪です。

元伊那小教諭に懲役4年の判決 準強姦などの罪
2017/4/11

 昨年9月、南信地方の女性宅に侵入し、乱暴したとして住居侵入と準強姦(ごうかん)の罪に問われた伊那市伊那小学校の元教諭神谷林実(しげみ)被告(38)=愛知県刈谷市=の判決公判は11日、地裁飯田支部で開き、高橋信幸裁判長は懲役4年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 判決理由で高橋裁判長は「盗撮目的で女性宅に侵入し、乱暴したのは、いずれも自己の性欲を満たすための身勝手で悪質な行為」とした。

 職場で叱責(しっせき)されたことなどから心身に不調を来して休職中の犯行だったことについては、「以前から(他の家でも)盗聴などを繰り返しており、偏った性癖が犯行に大きく影響し、心身の事情は考慮できない」と指摘。加えて「被害者に与えた精神的苦痛は甚大で、(被害者が)意見陳述で重い刑を望むのも当然。児童や地域住民に不安を与えた被告人の刑事責任は重い」とした。

 高橋裁判長は、被告の住居侵入の目的については、検察側の「わいせつ目的」という主張を「あえて広い概念で認定するべきでない」として退け、証拠などから「盗撮目的」とした弁護側の主張を認めた。

 被告の弁護士は取材に対し、「控訴するかどうかは未定。本人と相談して決めたい」と話した。

 判決によると、神谷被告は昨年9月3日と18日の未明から明け方にかけて複数回、盗撮目的で女性宅の玄関ドアや無施錠の窓から侵入し、18日には寝ていて抵抗できない女性に対し、乱暴した。

 県教委は、神谷被告に接見した際に犯行を認めたことから、3月30日に懲戒免職処分としている。

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