放火容疑で中学生逮捕 動機は「ニュース見て面白そう」

大阪府茨木市のマンション駐輪場にある自転車に放火したとして、大阪府警は28日、建造物等以外放火容疑で、大阪府内の中学生の男子生徒(14)を逮捕した。
「放火事件のニュース動画を見て、面白そうだなと思って火を付けた」と容疑を認めている。同市内では今月25~27日にかけて、ごみ置き場や民家などが放火される事件が相次いでおり、府警が関連を調べている。
逮捕容疑は25日午前4時5分ごろ、同市五十鈴町のマンション駐輪場で、電動自転車の前かごなどに何らかの方法で放火し、自転車4台を焼損させたとしている。電動自転車の前輪付近からは高さ約2メートルの火柱が上がったが、けが人はいなかった。
府警によると、現場周辺の防犯カメラ捜査で、事件前後に自転車で移動する不審者を確認。27日深夜にも同市内で民家2軒が燃える火災があり、周囲を警戒していた警察官が、映像と似た自転車に乗る男子生徒を見つけ、職務質問した。男子生徒はライターを所持しており、当初は「たばこを吸っていた」と話したが、たばこを持っていないなど不審な点があり最終的に関与を認めたという。