まさに「日本の秋の夜景」といった趣きがある光景が、ツイッター上で話題になっている。
すでに陽も暮れた空の下、水辺に立つ一本の木がライトアップされ、色鮮やかな紅葉を披露している。薄暗い中に浮かび上がる真っ赤な葉は不気味なほどの迫力を帯び、水面へのリフレクションも相まって、非常に幻想的な光景になっている。
この写真は、東京都在住のツイッターユーザー・mame(@daizphoto)さんが2022年11月5日に投稿したもの。
あまりにも見事な一枚に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
この紅葉、一体どこで撮影したものだろうか。Jタウンネット記者は16日、mameさんに話を聞いた。
写真を見た時、記者は「京都の名のあるお寺の庭園かな」などと思っていたのだが、mameさんによると撮影場所は東京。しかも23区内だった。
その場所とは文京区にある庭園、六義園(りくぎえん)。
東京都公園協会の公式サイトによると、同園は1695年に造園された歴史ある日本庭園で、明治時代には三菱財閥の創業者・岩崎彌太郎氏が所有していたこともある。その後、1938年に当時の東京市に寄付されて一般公開されることになり、1953年3月31日には国の特別名勝にも指定されている。
mameさんはフルサイズのカメラを初めて購入し、「何か撮りたい」と思い同園を訪れた。そこで偶然見つけたモミジの一本木が綺麗だったため、カメラに収めることにしたという。
六義園での紅葉のライトアップ期間は11月下旬~12月上旬まで。駒込駅から10分もかからない場所なので、都内にお住まいの読者の皆さんも、一度足を運んでみては?