動物の足跡?35個発見 北海道・ナウマンゾウ化石発掘調査

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北海道幕別町で19~23日に行われていたナウマンゾウ化石発掘調査を巡り、町は26日、町内の忠類地区(旧忠類村)で、動物の足跡の可能性があるくぼみが35個、見つかったと発表した。このうち10個についてシリコーンなどで型取りし、分析を進める。足跡化石は「生痕化石」と呼ばれ、骨などのように生物の体そのものでなく、活動したことが分かる痕跡。
地層から「足跡」探せ!ナウマンゾウ知る手がかりに 北海道で調査 調査は約12万年前の地層で実施した。数十万年前の氷河期に日本列島に生息し、長い牙が特徴のナウマンゾウ。ナウマンゾウの足跡とみられる大きさのくぼみはなかったが、ほかの動物の可能性があり、当時の生態を知る手がかりになり得るという。町教育委員会の添田雄二学芸員(49)は「詳細な調査ができ、研究が前進する」と手応えを語った。

22、23の両日は発掘調査を見学する初のツアーも行われ、帯広市など十勝管内の住民ら約40人が参加。くぼみの型取りが行われた現場近くで、添田学芸員がナウマンゾウ化石の学術的価値や足跡化石の重要性を説明した。 ツアーを企画した町地域おこし協力隊の本藤絵理子さんは「間近で発掘作業が見られる貴重な場所を知り、ナウマンゾウ化石の意義を理解してほしい。来年以降も続けたい」と話した。【鈴木斉】
調査は約12万年前の地層で実施した。数十万年前の氷河期に日本列島に生息し、長い牙が特徴のナウマンゾウ。ナウマンゾウの足跡とみられる大きさのくぼみはなかったが、ほかの動物の可能性があり、当時の生態を知る手がかりになり得るという。町教育委員会の添田雄二学芸員(49)は「詳細な調査ができ、研究が前進する」と手応えを語った。
22、23の両日は発掘調査を見学する初のツアーも行われ、帯広市など十勝管内の住民ら約40人が参加。くぼみの型取りが行われた現場近くで、添田学芸員がナウマンゾウ化石の学術的価値や足跡化石の重要性を説明した。
ツアーを企画した町地域おこし協力隊の本藤絵理子さんは「間近で発掘作業が見られる貴重な場所を知り、ナウマンゾウ化石の意義を理解してほしい。来年以降も続けたい」と話した。【鈴木斉】

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