桜蔭中高から現役で東大合格。挫折知らずの”超エリート女子”がうつ病を発症し麻雀プロになるまで

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―[貧困東大生・布施川天馬]―

日本最難関クラスの大学である東京大学。通う学生の多くは、幼少から塾通いをして名門中高を通ってきた、いわゆる「エリート」たち。将来を約束されたルートを歩む彼らには、何の悩みもないように思えます。ですが、それは等身大の彼らをみていない証でもある。本当は、悩みに足を捉えられながら懸命に生きていることに誰も目を向けません。
今回は、現役東大生ライターの私が、「エリート」が人知れず抱える人生の悩みについて、東大卒麻雀プロの新倉和花さんへのインタビューを通してお伝えします。

ですが、同時に「東大を出たのであれば、そのエリートきっぷを使わないといけない」とする義務的な考えをするのも嫌でした。自分の生きる道を広げるために進学を選択したのにもかかわらず、東大に来てしまったがゆえに「東大らしい」進路を周りから望まれる。世間の目に縛られず、自分の生きたい道を生きられる選択をしたい。麻雀プロになったのは、その決心の表れでした。

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