【独自】JR“お宝”販売会が急きょ中止に「痛い!」叫び声にメガネ破壊も 鉄道マニア垂涎グッズ販売で混乱

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JR貨物のイベントに鉄道ファンが殺到。押し合い、へし合いの大混乱となり、イベントは急きょ中止に。警察が出動する事態となった。
鉄道ファンがイベントに殺到し大混乱となる様子を捉えた映像には、職員の「走らないでください!車両部品販売会は見合わせます」という呼びかけが記録されていた。
鉄道ファンの叫び声が響き、騒然とする現場。この直後、イベントは中止を余儀なくされた。
一体何があったのだろうか。
騒動は15日、さいたま市にある大宮車両所で起きた。この日行われる予定だったJR貨物の部品販売会。
車両の速度計1万円や腰掛け1万5000円、更に旧国鉄時代の電気機関車の銘板30万円など、マニア垂涎(すいぜん)の品々が売りに出される予定だった。
販売会は先着50人に限り、優先的に部品購入の抽選に参加できることになっていた。
門の付近には朝から100人近い鉄道ファンが集まっていたという。
そして午前9時半頃、車両所の門が開くと、一部の鉄道ファンがいきなり猛ダッシュし混乱状態になったという。
カメラは開門直後の様子を捉えていた。職員の制止を振り切って我先にと走る鉄道ファン。混乱の中、眼鏡を踏まれ壊される人や、多くの人に押され「痛い」と叫んでいる来場者もいたという。
現場の混乱によって、安全が確保できないとして、販売会は開門直後に中止の決断が下された。
興奮した鉄道ファンが整列用のパイロンを蹴って破壊する行為もあり、現場には警察も駆けつけたという。
この販売イベント、以前は事前の抽選により購入者を決定していた。しかし今回は、抽選枠が会場への先着50人、つまり早い者順。
後ろにいた一部の来場者が前に出ようと走り出し、混乱につながったとみられる。
JR貨物は、「イベントを楽しみにしていた方には申し訳なく感じています。今後このようなことがないように運営方法を見直したいと考えています」としている。

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