《高級寿司店で大将とトラブル》SNS炎上の元ラウンジ嬢が明かした「現在の仕事内容」「売名行為疑惑」「店との和解」

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今年1月に勃発した、東京・港区南麻布の高級寿司店「鮨よし田」の店主と、客として訪れた20代“ラウンジ嬢A子さん”のガチンコバトル。店内で起きたトラブルの様子をA子さんがX(旧Twitter)で写真とともに公開したところ、3.5億回を超えるインプレッション(閲覧数)を集めた。あれから半年──。
【写真】高級寿司店とトラブルになったA子さん、現在の姿。新たな勤務先での様子
A子さんは現在、六本木のキャバクラ店『JUNGLE TOKYO』で「みお」さんとして勤務している。当時の心境やネット上に飛び交った噂の真相、その後の店主との関係などについて語ってもらった。【前後編の前編。後編を読む】
* * *──SNS炎上から半年近くが経ち、さすがにもう落ち着きましたか。
「今でもときどきXなどで厳しい言葉を受けることがありますが、おかげさまでアンチのような人はほとんどいなくなりました」
──炎上騒動の直後は、相当な叩かれ方をしました。ある意味、「時の人」でした。
「あのときは、先方のお寿司屋さんにも迷惑をかけてしまったので、とても反省しています。私への誹謗中傷もすごく、Xの通知も一生鳴り止まないんじゃないかってぐらい。なかには恐怖を感じる言葉までありました。お店を晒してしまったり、騒動を起こしたことはもちろん反省していますが、当事者でない人たちがなんでそこまで言うんだろうとも思いました」
──バッシングはしばらく続きましたが、実は早い段階でお店に謝罪し、大将とも和解したそうですね。
「炎上後すぐに謝罪をしようと寿司店に連絡したのですが、騒ぎが大きくなり過ぎたのか、お店に電話が繋がりませんでした。それでも早く謝らなきゃいけないと思い、お店が終わる頃に直接うかがいました。当日の態度や、その後にお店を晒してしまったことを謝り、大将にも許していただきました」
──謝罪に行くのは、怖くなかったですか。
「正直、怖かったです。でも、大将がすごく優しく迎え入れてくれて、ホッとしました。大将からは『あなたも誹謗中傷の被害者になってしまったけど、私もやはり被害者なんです』と言われ、本当にすみませんでしたと謝りました」
──和解の当日からひと月ほど経って、ご自身のSNSでその報告をしています。すぐに報告をしなかったのはなぜですか。
「大将と話し合い、『騒動の件にはもう触れないようにしましょう』ということになったんです。当事者同士の間では問題が解決したので、あとはへんに刺激せず、自然に収まるのを待ちましょうと。ただ、ネットニュースで取り上げられるなどして、想像していた以上に騒ぎが長引き、誹謗中傷も収まりませんでした。
なかには嘘の情報も多く、実際にはお店に行っていないのに、さも行ってきたかのように情報を発信するYouTuberさんも。そうした事実と違うことや、私やお店への問い合わせをなくすため、和解を報告することにしたんです」
──嘘や誤解という意味でも、ネットというのは本当に怖いですね。
「身をもって実感しました。私が歌舞伎町の某店に勤務しているという情報がまことしやかに流れていましたが、実際には西麻布の会員制ラウンジで働いていました。香水もつけていないし、時計の自慢もしていない。嘘や妄想が本当に多かったです。そして、それらを鵜呑みにしてしまう人も。私がわざとお店を陥れているかのような、インスタのDMまで捏造されました」
──売名のため、わざと騒ぎを起こしたという声もありました。
「そんなつもりはまったくありません。美容整形などの情報を発信しているXアカウントは、騒動前から収益化していますが、実際にあの騒動で収益になったのは7万円ほど。おそらく、この騒動をネタにしたYouTuberさんたちのほうがよっぽど稼いでいると思います」
──7万円……インプ稼ぎとしては合理的じゃないですよね。
「あの騒動で、当時勤めていたラウンジもクビになっているんです。そちらは生活がかかっているので、わざと騒ぎを起こすわけがありません。ラウンジをクビになった点はさすがに少し病みましたが、ちょうど顔の脂肪吸引もしたかったので、そのためのお休みができたと前向きに考えるようにしました」
──叩かれても前向きに捉えられるのは、やはりメンタルが強い。
「一般の昼職をしていたら、もっと病んでいたと思います。夜職だったから、前向きに考えることもできた。同じ夜職の友人も、『めちゃくちゃ注目を浴びてるんだから、今動くべきだよ』と励ましてくれました。しばらく会っていなかった友だちからもスタバのギフトがLINEに届いて、細かいことには触れず『ひと息つきなよ』と。みんな優しいですね」
──動いた結果、六本木にある超有名キャバクラ店にも入店できました。
「スカウトをしている知人が勧めてくれたんです。もちろん、炎上したくてしたわけじゃないけど、こうなった以上はそれを勢いにしようと思い、履歴書にも『炎上してしまい、SNSのフォロワーが増えました。メンタルも強くなりました』と書いてアピールしたら、採用していただけました(笑)」
──まさに、“捨てる神あれば拾う神あり”ですね。
「お店はキャスト同士がギスギスしていなくて、とてもアットホーム。黒服の方たちも、親身になってケアしてくれます。私が経験してきたなかでは、いちばん働きやすい環境ですね。もちろん、人気店ゆえの苦労もありますが、キャストの子たちの実力も高く、先日も先輩が一撃で2000万円を売り上げていました」
──“一撃で2000万円”とは、やはり夢のある世界です。
「ラウンジには、ある意味でゆるく働けるよさがあります。だから、芸能関係の女の子が掛け持ちで働くケースも多い。ただ、夜職一本で稼ごうと思ったら、やっぱりキャバクラの方が夢がありますね」
──無事和解できた寿司店には、その後、足を運ばれているんですか?
「今では、大将とも仲良くさせていただいています。先日も同伴で行き、私が『もう4回目ですかね』って言ったら、『謝りに来たときもカウントしたら、5回目だよ』って(笑)。あれだけ炎上しましたが、今では2人で笑い話にできるようになりました」(6月11日時点で客として5回来店)
──ちなみに、お寿司ではどんなネタがお好きですか。
「え~……いろいろあるけど、とろたくが好きですね。ちょっと前だと、旬のホタルイカもおいしかった。日本酒も大好きなので、お酒に合うお寿司が大好きです。大将のお店では、イカにキャビアを乗せたものを最初に振る舞ってくれるんですが、それもすごくおいしいです」
後編では、週刊誌のグラビアデビュー秘話、これまでにかかった美容整形の総額、今後の野望などを赤裸々に語っている。
(後編に続く)

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