「飲み会の帰り、気づけば線路の上に倒れていた私。『大変!』と思った瞬間、見知らぬ男の人が…」(東京都・女性)

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シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Cさん(東京都・女性)
10年前の6月、Cさんは飲み会の帰りに線路に落ちてしまった。
その時に助けてくれた男性に、感謝の気持ちを伝えたいと思い続けている。
<Cさんの体験談>
10年前の6月8日、飲み会仲間との遅い新年会がありました。
盛り上がって気が付いたら11時半。池袋線に乗り換えたのは12時頃でした。
車内は混んでいて、息苦しさを感じます。暫くすると周りが急にパッと薄暗くなり、息苦しさと具合の悪さで立っていられなくなり、席を譲ってもらいました。
最寄駅ではすぐに降り電車から離れて助けを求めましたが、大きい声が出せず誰も気付きません。
次の瞬間目の前が真っ暗になりました。気を失ったようです。
そして、気が付いたら線路の上。「大変!」と思った瞬間、男の人が私を肩車して、ホームに押し上げてくれて、私も痛みを堪えて這い上がりました。人が集まり取り囲まれ声をかけてもらいました。
漸くして救急車で病院に運ばれ、検査の結果、肋骨が3本折れ、折れた骨が肺を破って血気胸になっていることが判明。
処置をして頂き1週間で退院出来ましたが、お礼を言いに駅に行けたのは1か月後。手際よく助けて下さったので駅員の方だと思っていましたが、駅員の方ではなくお客さんだと教えて貰いました。
連絡先を教えてとお願いしましたがそれは教えられないとのこと。
せめて、お陰様で元気で退院できたことを伝えてもらえないか尋ねましたが、それも無理でした。
お礼も言えずに何年も過ぎてしまいました。本当にあの時は助けてくださり、有り難うございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない……。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール([email protected])から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)

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