道路脇の「カーブミラー」強風で倒れ小6男児ケガ おととしの点検で腐食を確認【ひるおび】

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5月5日午後4時半ごろ、愛媛県新居浜市の市道交差点脇のカーブミラーが強風で根元から倒れ、小学6年生の男子児童の頭を直撃。男子児童は救急車で病院に運ばれ頭部CTなどの検査を行いました。脳に異常は確認されませんでしたが、たんこぶができて現在は経過観察中です。
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倒れたカーブミラーは高さ約3m。2022年12月に市が点検した際に支柱の根元が腐食していたため、補修テープで補強などの応急処置を行っていました。また、事故発生当時は新居浜市内に強風注意報が出ていて、最大瞬間風速は15.2m。傘をさして歩くのが難しい程度の風が吹いていたということです。
男子児童の父親はー「(息子は)とても驚いていたと思います。事故がもう起こらないように、努めていただければと思います」と話しています。
カーブミラーの事故を受け新居浜市は、おととし12月の点検で老朽化が確認されていた支柱317件について再点検を行い、老朽化が著しいものは補修や交換を行うことを決定しています。また、市道路課はきょう(10日)からカーブミラー約3200基の総点検を開始したということです。
恵俊彰:水道管にしても何にしても老朽化の問題はいろいろなところにありそうですね。
弁護士 八代英輝:インフラとしての経年劣化の可能性も十分あり得ますし、こういった柱や金属製のものは、よくペットがオシッコをかけることによって腐食が進行してしまうことも問題化しているんですよね。総点検も必要だと思いますし、もしペットを飼ってらっしゃる方がいたら、こういった事故も起こしかねないということを理解していただきたいなと思いますね。
北九州市に「KitaQ市民レポート」という〈道路等破損個所市民通報システム〉があります。市が管理する道路、公園、河川などの損傷箇所をみつけたら、スマートホンなどで簡単に知らせることができます。7か月で約900件の情報が集められ、そのうち500件ほどが既に修理などの対応をされています。
恵俊彰:「ここのカーブミラーの根元がおかしいですよ」とか、電信柱・壁などについてもちょっと気になることがあったら連絡する窓口が必要なのかもしれませんね。
(ひるおび 2024年5月10日放送より)

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