“紀州のドン・ファン”元妻は争う姿勢…別の男性から3000万円だまし取った罪に問われた裁判 弁護側「男性は心理的に支配したいために金を支払った」

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「紀州のドン・ファン」の元妻。別の男性に対する詐欺事件の初公判で、争う姿勢を示しました。 2018年、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助さん(当時77)を急性覚醒剤中毒で殺害した罪に問われている元妻の須藤早貴被告(25)。須藤被告は別の男性への詐欺罪でも起訴されていて、5月10日に初公判が行われました。 起訴状によりますと、須藤被告は2016年、北海道札幌市内の当時61歳の男性から海外留学の準備金名目で約3000万円をだまし取った罪に問われています。

5月10日の初公判で須藤被告は起訴内容について「確かにウソをつき金を受け取ったが、男性もウソと知りながら私の体をもてあそぶために金を払った」と主張。弁護側は「被害男性はホステスだった須藤被告のことを心理的に支配したいために金を支払った」として、詐欺罪の成立について争う姿勢を示しました。 一方、検察側は「被告の発言で被害男性が錯誤に陥り、金を振り込んだ」と指摘しました。 この詐欺事件は野崎さんに対する殺人事件の捜査の過程で発覚。須藤被告は犯行当時19歳でしたが、家裁送致の時に成人だったため検察に逆送されていました。〈おことわり〉須藤被告は詐欺事件で当時19歳でしたが、殺人という重大事件の被告として、すでに名前も報じられていることなどを鑑みて、MBSとしては実名で報じています。

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