北海道留寿都村のルスツリゾートで２９日、ジェットコースターが上昇中に緊急停止しました。３０日に調査が実施され、電気系統のトラブルが原因とみられることがわかりました。３０日に職員による点検・調査が実施されていたのは、２９日に緊急停止したルスツリゾートのジェットコースターです。レールの横にあるブレーキ付近を中心に点検していました。
（客）「（運休しているが）乗りたかった」（客）「整備されていると思うので心配せず楽しみたい」２９日午後２時ごろ、ジェットコースター「ループ・ザ・ループ」の安全装置が作動し、上昇中に高さおよそ４０メートル地点で緊急停止しました。ジェットコースターには当時子どもを含む１８人が乗っていましたが、けが人はいません。（乗っていた人）「最初スタートして一番上にのぼって戻る前に止まった感じ。横にいる息子は小学生でしたが、泣いてしまってて、怖くて」実際に乗り合わせた人が撮影した写真です。高さ４０メートルの位置から非常階段を歩いて避難したということです。関係者によりますと、３０日の調査で、レールに設置されたブレーキに電気系統のトラブルがあり、安全装置が作動したのが原因とみられることがわかったということです。（長岡技術科学大学 福田隆文名誉教授）「とりあえず（安全装置で）止めて、まず事故になることを防ぐ。結果として点検してみたら止めることなかったねとなってもいい。私の目から見たらよくぞ止まった。だから安心だと。今回のことでジェットコースターに乗るのが怖いとはならないと思います」ルスツリゾートは今後、調査結果を国に報告し、最終的な原因の特定と安全確認が済み次第、ジェットコースターの運行を再開させる方針です。