SNSで「2億円だまされた」優しい言葉でウソ投資誘導…50代女性悲痛「家族に言えない」

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SNSで著名人を装い投資を勧め、お金をだまし取る手口が急増し、去年1年間で300億円近い被害が出ています。番組では、2億円以上だまし取られた女性に話を聞きました。
悔しさをにじませるのは、SNS広告を見たことがきっかけで、投資詐欺にだまされてしまった女性。被害額は2億円を超えています。
SNS広告で著名人をかたった詐欺が相次いでいます。顔写真を使われた著名人は広告の掲載元であるアメリカのMeta社に怒りをあらわにしています。
こういった抗議を受けて、Meta社は声明を出しました。
まるで他人事のような内容に、実業家の前澤友作氏は強い言葉で批判しました。
先ほどの女性もSNSの広告をクリックしたことをきっかけに、資産運用のアナリストを名乗る人物とつながり、LINEを使ってメッセージを送り合うようになったといいます。
女性には切羽詰まった理由がありました。保有していた株が大きく値下がりし、数千万円分の損失が出たといいます。
今思えば、不可解な点は多くありました。
投資する際、自分の口座ではなく、アナリストを名乗る人物から紹介された他人の名義で口座が勝手に作られてしまったことです。
実際にそのアナリストと会ったことはなく、やり取りはメッセージのみだったといいます。
アナリストを名乗る人物からは、ある写真が送られてきたこともあります。岸田文雄総理大臣とその人物とのツーショット写真です。
先方からは「納税証明書」も送られてきたといいますが、これにも不可解な点がありました。
記載されている字や言葉にも誤りが多く見つかっています。
投資を続けることおよそ半年、ついに女性の資金は尽きてしまいました。
弁護士に相談したところ、厳しい現実を突き付けられました。
女性は家族にいまだこの事実を打ち明けることができていません。
果たして、女性の2億円は返ってくるのでしょうか。
(「グッド!モーニング」2024年4月22日放送分より)

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