眞子さんが見据える名門美術館への就職 背景に強力な“後ろ盾”が…皇室のビジネス利用につながる?

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小室圭さん(31)と眞子さん(30)夫妻の結婚から、今月26日で1年。3度目の挑戦となった司法試験の合否はその前後に判明する見通しで、結果いかんでは“記念日”が台無しとなるおそれもある。一方で眞子さんは「就職」に向け、活発に動き始めているというのだが……。
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【写真】自由の国・アメリカでリラックスした様子の「眞子さん」 ピンクの“チラ見せ”でラフな着こなし ニューヨークの夫婦のみならず、10月は皇室でも大きな記念日が控えている。宮内庁担当記者が言う。「今月20日、上皇后さまは88歳のお誕生日を迎えられます。以前から、午後になると微熱が出る状態が続いており、また8月には右脚ふくらはぎの『深部静脈血栓症』と診断されました。それでも日常のお暮らしに変わりはなく、お健やかにお過ごしです」

小室眞子さん これに先立ち、上皇さまは昨年暮れに米寿を迎えられており、「12月23日は天皇皇后両陛下のほか、皇族代表として秋篠宮ご夫妻が高輪のお住まいを祝賀で訪ねられました。本来であればお身内が集まって祝い膳を囲まれるのですが、新型コロナの感染状況もあり、この時は上皇ご夫妻だけで召し上がっています。別の日には黒田慶樹さん夫妻もお祝いに訪れ、また悠仁さまも個別に面会なさっています」(同)眞子さんを誰よりも案じておられる美智子さま 20日のお祝いもこれに倣って簡素化される見通しだというのだが、さる皇室ジャーナリストは、「美智子さまにとって眞子さんは大切な初孫です。幼い頃から可愛がってこられ、また折に触れて公務と向き合う心構えを伝えてこられました。平成の時代、仕事への取り組みをご覧になって『さすがは内親王ね』とたたえられたこともあったほどです。現時点では眞子さんの帰国など望むべくもありませんが、異国で暮らす彼女を誰よりも案じておられる美智子さまからすれば、お会いしたいお気持ちがいつまでもかなわない寂しさは拝察するに余りあります」 最年長の内親王として上皇后さまから大きな期待を寄せられていたにもかかわらず、その思いを無にするような形で結婚へと踏み切り、夫は今なお目標とされる「国際弁護士」への道半ば。そんな夫婦がきたる26日、結婚記念日を迎えるわけだが、「あるいは、それどころではないかもしれません」 とは、在米の邦人ジャーナリストである。「小室さんの合否発表は、早ければ現地時間の25日にも行われるとみられています。これまでと同じく、受験生には事前に結果が通知され、そののち州の司法試験委員会のホームページに合格者が掲載される手順となっています」NY日本総領事館が全面的にバックアップ そもそも英語を母語としない受験生にとっては狭き門で、昨年7月の試験では、2回以上受験した外国人の合格率は17%となっている。日々ロークラーク(法務事務)の仕事を抱え、試験勉強に専念できない小室さんにとっては、合格は文字通り「難関」に他ならない。が、本誌(「週刊新潮」)10月13日号でもお伝えした通り、仮に3度の失敗を喫しても、「小室さんが“無職”となる可能性はゼロです。いかに眞子さんが皇室から逃げ出すような形で結婚したとはいえ、将来の天皇の義兄を路頭に迷わせるわけにはいきません。そのために在NY日本総領事館が全面的にバックアップしている。実際に総領事館には、眞子さんの相談係(リエゾン)として専門の女性職員が配属されており、夫妻が取り組んでいる妊活にも遺漏なく対応している。国を挙げた“サポート”によって、試験の結果によらず小室さんの身分は安泰なのです」(同) これでは、勉強に身が入らないのも無理からぬ話であろう。そして、そんな夫の弛緩ぶりを見かねてか、妊活中の眞子さんが、今度は本格的な「就活」にも取り組み始めたという。有名美術館で運営の実務を学ぶ眞子さん 小室さんが法律事務所で働く一方、眞子さんは現在、就労が認められない「配偶者ビザ」を取得しているとされる。むろん前述の手厚いサポートもあり、眞子さんが働かなければ暮らしが立ち行かないわけでは決してないのだが、先の皇室ジャーナリストによれば、「内親王時代の眞子さんは、美智子さまの教えもあり、とりわけ熱心に公務とは向き合ってきました。働くことの大切さは身に染みており、専門分野での探求心も旺盛でした」 一般人となってもその気持ちは変わることなく、「小室さんの身の振り方がどうなるかはさておき、新天地での生活が一段落したら、自分でも仕事を持とうと心に決めていたといいます。実際に2018年7月、ブラジルを訪問した際には帰途ニューヨークで1泊し、『アメリカ自然史博物館』を訪れている。すでにその頃、博物館学芸員の資格を生かせる仕事を思い描いていたのでしょう」(同) 現在はメトロポリタン美術館(MET)の作業を無給で手伝っているとされるが、先ごろ発売された「女性自身」(10月18・25日号)によれば、眞子さんは最近、METのスタッフと連れ立って、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やブルックリン美術館など市内の有名美術館に足を運び、運営の実務を学んでいるのだという。眞子さんの後ろ盾とは「本格的にMETへの就職を見据え始めたわけです。目下、眞子さんの“後ろ盾”となっているのは、METの日本美術キュレーターであるジョン・T・カーペンター氏。自身が宸翰(しんかん)(歴代天皇の書)の専門家でもあり、眞子さんにはうってつけの人物です。あるいは将来、日本の美術品を借り受けて企画展を開くといったことも思い描いているはず。今後、眞子さんが芸術など特定の分野で卓越した能力を持つ人を対象とした『O-1(オーワン)ビザ』を取得すれば、METへの就職もよりスムーズになります」(前出・在米ジャーナリスト)商談のアドバンテージに ここで注目されるのが、皇室ゆかりの美術品類を所蔵する皇居の「三の丸尚蔵館」である。昭和天皇が崩御された後の1989年6月、上皇さまと香淳皇后がおよそ6300点におよぶ絵画や書などの御物(ぎょぶつ)を国に寄贈され、これを受けて宮内庁が保存のため専門施設を設置することになった。同館は92年8月に完成し、翌年秋から一般公開をスタート。その後も皇族方からの寄贈が続き、現在は約9800点の品々を収蔵している。「政府は、この“皇室の至宝”を積極的に活用する方針をとっています。同館の美術品はこれまで、宮内庁の管理下で文化財保護法の枠外だったのですが、昨年9月には『蒙古襲来絵詞』『唐獅子図屏風』など5点が、初めて国宝に指定されました。今後も順次、国宝や重文への指定が続くとみられ、来年には三の丸尚蔵館の管理・運営は文化庁が所管する国立文化財機構に移行されます。そのメリットとして、機構のこれまでの地方展開などの実績が挙げられているのです」(前出・記者) 同館は現在、建て替え工事中。2026年にも全面開館が予定されており、その所蔵品は国内の施設に貸し出されるなど、早くも有効活用が始まっている。そして、「他の美術館への貸し出しのハードルが下がった“皇室の至宝”の数々は、米国の美術館にとっても垂涎の的。METとしては、大掛かりな企画展を組む際に、眞子さんのような“身内”がいれば交渉を有利に進められる。建国の歴史が浅い米国においては、ロイヤルは憧憬の対象で重きを置かれます。それゆえ、ビジネスのアドバンテージにもなる。眞子さんはその点“価値ある人材”だというわけです」(前出・在米ジャーナリスト)皇室利用を懸念 眞子さんにとっては専門知識を仕事に生かしたいだけかもしれないが、生き馬の目を抜くNYでは「元皇族」の肩書もまた商談に利用されかねない。そして、こうした動きに、ことのほかナーバスになられているのが他ならぬ秋篠宮さまだというのだ。秋篠宮家の事情を知る関係者が明かす。「殿下は、皇室の儀式を経ない結婚という不本意な事態をもたらした小室さんの一連の振る舞いを今もお許しになっていません。今回の司法試験の合否にかかわらず、彼をお認めになることはないでしょう。その上で眞子さんについても『NYの片隅で誰にも迷惑をかけず、一般人として静かに暮らしてほしい』と切に願われているのです」 それが、仮にも「皇室の至宝展」などに参画するとなれば、「そのような企画に携わること自体が皇室利用そのものであると、殿下は懸念されています。折から夫婦の待遇について不透明さが指摘されているところ、世間から新たな批判が集まれば、悠仁さまのご成長に力を注がねばならない秋篠宮家は、いっそうダメージを受けてしまう。皇室をビジネスにつなげるなどもっての外で、殿下はご本心では『夫婦は一切皇室には関わってほしくない』とお考えなのですが……」(同)METが眞子さんを利用? もっとも、そこには総領事館やMETの思惑が複雑に絡み合う。皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授が言う。「米国人にとって皇室や王室はなじみが薄い。あるいは秋篠宮家も、彼らにとってはケネディ家のような社交界における上流階級という位置付けかもしれません。そうした中で眞子さんは営利事業に携わろうとしています。METもまた営利団体ですから、うまく利用しようとするでしょう」 ただし、「もし三の丸尚蔵館の美術品の特別展などが開かれたら“将来の天皇の姉が皇室特権で事業を手掛けている”ことになり、皇室の品位が下がるのは言うまでもありません。眞子さんは一般人になりたいと言いながら“皇室特権”に無自覚すぎるのだと思います」(同) 祝福なき結婚を果たした二人は、いかなる心境で1周年を迎えるのだろうか。そして合否の行方は……。「週刊新潮」2022年10月20日号 掲載
ニューヨークの夫婦のみならず、10月は皇室でも大きな記念日が控えている。宮内庁担当記者が言う。
「今月20日、上皇后さまは88歳のお誕生日を迎えられます。以前から、午後になると微熱が出る状態が続いており、また8月には右脚ふくらはぎの『深部静脈血栓症』と診断されました。それでも日常のお暮らしに変わりはなく、お健やかにお過ごしです」
これに先立ち、上皇さまは昨年暮れに米寿を迎えられており、
「12月23日は天皇皇后両陛下のほか、皇族代表として秋篠宮ご夫妻が高輪のお住まいを祝賀で訪ねられました。本来であればお身内が集まって祝い膳を囲まれるのですが、新型コロナの感染状況もあり、この時は上皇ご夫妻だけで召し上がっています。別の日には黒田慶樹さん夫妻もお祝いに訪れ、また悠仁さまも個別に面会なさっています」(同)
20日のお祝いもこれに倣って簡素化される見通しだというのだが、さる皇室ジャーナリストは、
「美智子さまにとって眞子さんは大切な初孫です。幼い頃から可愛がってこられ、また折に触れて公務と向き合う心構えを伝えてこられました。平成の時代、仕事への取り組みをご覧になって『さすがは内親王ね』とたたえられたこともあったほどです。現時点では眞子さんの帰国など望むべくもありませんが、異国で暮らす彼女を誰よりも案じておられる美智子さまからすれば、お会いしたいお気持ちがいつまでもかなわない寂しさは拝察するに余りあります」
最年長の内親王として上皇后さまから大きな期待を寄せられていたにもかかわらず、その思いを無にするような形で結婚へと踏み切り、夫は今なお目標とされる「国際弁護士」への道半ば。そんな夫婦がきたる26日、結婚記念日を迎えるわけだが、
「あるいは、それどころではないかもしれません」
とは、在米の邦人ジャーナリストである。
「小室さんの合否発表は、早ければ現地時間の25日にも行われるとみられています。これまでと同じく、受験生には事前に結果が通知され、そののち州の司法試験委員会のホームページに合格者が掲載される手順となっています」
そもそも英語を母語としない受験生にとっては狭き門で、昨年7月の試験では、2回以上受験した外国人の合格率は17%となっている。日々ロークラーク(法務事務)の仕事を抱え、試験勉強に専念できない小室さんにとっては、合格は文字通り「難関」に他ならない。が、本誌(「週刊新潮」)10月13日号でもお伝えした通り、仮に3度の失敗を喫しても、
「小室さんが“無職”となる可能性はゼロです。いかに眞子さんが皇室から逃げ出すような形で結婚したとはいえ、将来の天皇の義兄を路頭に迷わせるわけにはいきません。そのために在NY日本総領事館が全面的にバックアップしている。実際に総領事館には、眞子さんの相談係(リエゾン)として専門の女性職員が配属されており、夫妻が取り組んでいる妊活にも遺漏なく対応している。国を挙げた“サポート”によって、試験の結果によらず小室さんの身分は安泰なのです」(同)
これでは、勉強に身が入らないのも無理からぬ話であろう。そして、そんな夫の弛緩ぶりを見かねてか、妊活中の眞子さんが、今度は本格的な「就活」にも取り組み始めたという。
小室さんが法律事務所で働く一方、眞子さんは現在、就労が認められない「配偶者ビザ」を取得しているとされる。むろん前述の手厚いサポートもあり、眞子さんが働かなければ暮らしが立ち行かないわけでは決してないのだが、先の皇室ジャーナリストによれば、
「内親王時代の眞子さんは、美智子さまの教えもあり、とりわけ熱心に公務とは向き合ってきました。働くことの大切さは身に染みており、専門分野での探求心も旺盛でした」
一般人となってもその気持ちは変わることなく、
「小室さんの身の振り方がどうなるかはさておき、新天地での生活が一段落したら、自分でも仕事を持とうと心に決めていたといいます。実際に2018年7月、ブラジルを訪問した際には帰途ニューヨークで1泊し、『アメリカ自然史博物館』を訪れている。すでにその頃、博物館学芸員の資格を生かせる仕事を思い描いていたのでしょう」(同)
現在はメトロポリタン美術館(MET)の作業を無給で手伝っているとされるが、先ごろ発売された「女性自身」(10月18・25日号)によれば、眞子さんは最近、METのスタッフと連れ立って、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やブルックリン美術館など市内の有名美術館に足を運び、運営の実務を学んでいるのだという。
「本格的にMETへの就職を見据え始めたわけです。目下、眞子さんの“後ろ盾”となっているのは、METの日本美術キュレーターであるジョン・T・カーペンター氏。自身が宸翰(しんかん)(歴代天皇の書)の専門家でもあり、眞子さんにはうってつけの人物です。あるいは将来、日本の美術品を借り受けて企画展を開くといったことも思い描いているはず。今後、眞子さんが芸術など特定の分野で卓越した能力を持つ人を対象とした『O-1(オーワン)ビザ』を取得すれば、METへの就職もよりスムーズになります」(前出・在米ジャーナリスト)
ここで注目されるのが、皇室ゆかりの美術品類を所蔵する皇居の「三の丸尚蔵館」である。昭和天皇が崩御された後の1989年6月、上皇さまと香淳皇后がおよそ6300点におよぶ絵画や書などの御物(ぎょぶつ)を国に寄贈され、これを受けて宮内庁が保存のため専門施設を設置することになった。同館は92年8月に完成し、翌年秋から一般公開をスタート。その後も皇族方からの寄贈が続き、現在は約9800点の品々を収蔵している。
「政府は、この“皇室の至宝”を積極的に活用する方針をとっています。同館の美術品はこれまで、宮内庁の管理下で文化財保護法の枠外だったのですが、昨年9月には『蒙古襲来絵詞』『唐獅子図屏風』など5点が、初めて国宝に指定されました。今後も順次、国宝や重文への指定が続くとみられ、来年には三の丸尚蔵館の管理・運営は文化庁が所管する国立文化財機構に移行されます。そのメリットとして、機構のこれまでの地方展開などの実績が挙げられているのです」(前出・記者)
同館は現在、建て替え工事中。2026年にも全面開館が予定されており、その所蔵品は国内の施設に貸し出されるなど、早くも有効活用が始まっている。そして、
「他の美術館への貸し出しのハードルが下がった“皇室の至宝”の数々は、米国の美術館にとっても垂涎の的。METとしては、大掛かりな企画展を組む際に、眞子さんのような“身内”がいれば交渉を有利に進められる。建国の歴史が浅い米国においては、ロイヤルは憧憬の対象で重きを置かれます。それゆえ、ビジネスのアドバンテージにもなる。眞子さんはその点“価値ある人材”だというわけです」(前出・在米ジャーナリスト)
眞子さんにとっては専門知識を仕事に生かしたいだけかもしれないが、生き馬の目を抜くNYでは「元皇族」の肩書もまた商談に利用されかねない。そして、こうした動きに、ことのほかナーバスになられているのが他ならぬ秋篠宮さまだというのだ。秋篠宮家の事情を知る関係者が明かす。
「殿下は、皇室の儀式を経ない結婚という不本意な事態をもたらした小室さんの一連の振る舞いを今もお許しになっていません。今回の司法試験の合否にかかわらず、彼をお認めになることはないでしょう。その上で眞子さんについても『NYの片隅で誰にも迷惑をかけず、一般人として静かに暮らしてほしい』と切に願われているのです」
それが、仮にも「皇室の至宝展」などに参画するとなれば、
「そのような企画に携わること自体が皇室利用そのものであると、殿下は懸念されています。折から夫婦の待遇について不透明さが指摘されているところ、世間から新たな批判が集まれば、悠仁さまのご成長に力を注がねばならない秋篠宮家は、いっそうダメージを受けてしまう。皇室をビジネスにつなげるなどもっての外で、殿下はご本心では『夫婦は一切皇室には関わってほしくない』とお考えなのですが……」(同)
もっとも、そこには総領事館やMETの思惑が複雑に絡み合う。皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授が言う。
「米国人にとって皇室や王室はなじみが薄い。あるいは秋篠宮家も、彼らにとってはケネディ家のような社交界における上流階級という位置付けかもしれません。そうした中で眞子さんは営利事業に携わろうとしています。METもまた営利団体ですから、うまく利用しようとするでしょう」
ただし、
「もし三の丸尚蔵館の美術品の特別展などが開かれたら“将来の天皇の姉が皇室特権で事業を手掛けている”ことになり、皇室の品位が下がるのは言うまでもありません。眞子さんは一般人になりたいと言いながら“皇室特権”に無自覚すぎるのだと思います」(同)
祝福なき結婚を果たした二人は、いかなる心境で1周年を迎えるのだろうか。そして合否の行方は……。
「週刊新潮」2022年10月20日号 掲載

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