大洗海岸で“違法”潮干狩りが問題に 大量ハマグリ持ち帰りか…違反者「気づかず」?

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茨城県大洗町の海岸は、シーズンを迎えた潮干狩りを楽しむ人でにぎわっています。一方で、禁止されているエリアで貝をとる違反者の存在が問題となっています。
14日の日曜日、大洗サンビーチは多くの家族連れでにぎわっていました。
人々のお目当ては、浅瀬でとれる天然のハマグリです。
しかし、すぐ隣のビーチでは、ある問題が起きています。
大洗サンビーチは、北側のエリアでは潮干狩りができますが、南側のエリアは資源保護の観点から禁止されています。
しかし、その禁止エリアに男性の姿がありました。海中に手を突っ込んで、何かをとっているように見えます。
番組スタッフが、声を掛けました。
男性は悪びれる様子もなく、大量のハマグリがとれたことを自慢げに話します。
大洗サンビーチでは、とることができる貝は1人1キロまで。とる時に網付きの道具は使えないなどと法令で定められていますが…。
男性のクーラーボックスには、基準の1キロは超えるとみられる山盛りのハマグリが入っていました。よく見ると、隣には禁止されている道具も置いてあります。
そこで男性に、潮干狩りの禁止エリアであることを伝えました。
男性は「分からない」という言葉を繰り返し、再び海に入っていきました。
近くには、他にもハマグリをとる人たちの姿がありました。
別の人は…。
3人とも、禁止エリアとは気付かずに貝をとっていたといいます。
女性はハマグリは海に返すと言い残し、潮干狩りが認められているエリアへ歩いていきました。
後を追い掛けてみると…。
女性が貝をとるのが認められているエリアに来ましたが、禁止エリアでとったハマグリの上に、新しい貝を入れていっています。海に戻すといってましたが、その素振りはありません。
カメラを気にするようなしぐさを見せながらも、貝をとり続けます。
禁止エリアでとった貝を、別の場所に返していました。
女性は潮干狩りが認められているエリアでは、「人が多くて貝がとれない」と主張しました。
しかし、ルールを守って、潮干狩りをしている人に話を聞きました。
今回、番組が取材した場所でのハマグリの密漁は法令違反に該当し、1年以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金などが科せられる可能性があるということで、茨城県は「ルールを守って潮干狩りをしてほしい」と呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2024年4月16日放送分より)

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